10月25日(水)

5年生と4年生が社会科の授業をしていました。4年生は「自然災害から人々を守る活動」の学習です。ここでは、自然災害に対して様々な協力をして対処してきたこと、もう一つは、今後想定される災害に対して様々な備えをしていることです。「対処と備え」がキーワードといえます。4年生は神奈川県内、5年生は広く全国の災害を取り扱います。「神奈川県では、これまでにどのような自然災害がおきているのだろう」という問いで学習を進めていました。5年生は、「放送」を扱っています。情報は目に見えにくいという課題がありますので、資料、問いを工夫して学習を進めていました。「なぜテレビは色々なメディアから情報を集めているのか」「なぜ時間をかけてつくったニュースを中断うぃ中断してまで緊急放送を流すのだろう」という問いで学習していました。

10月24日(火)

今日は3年生と5年生が社会科の授業をしていました。5年生は「30分のニュースのために、なぜ10時間前から準備をしているのだろう」という問いで学習をしていました。3年生は「消防士は火事がない時はどのようなことをしているのだろう」という問いで学習をしていました。3年生は消防署などの関係機関が地域の安全を守るために、連携して緊急時に対処する体制をとっていることや、地域の人々と協力して火事の防止に努めていることを3年生の子どもが理解するために、資料を精選し、学習の進め方を工夫して進めています。

10月21日(土)

5年生では、2020年から、新しく「情報ネットワーク」にかわって「情報を生かして発展する産業」を取り上げるようになっています。ここでは、販売、運輸、観光、医療、福祉などの産業の中から選択して取り上げるようになっています。農業、水産業、林業、工業以外は、総称して「第3次産業」と言われています。今では、第3次産業に従事する人は、70%以上という調査もあります。そういう意味で、第3次産業に対する理解と関心を深めるために、「情報を生かす産業」を取り上げるようになったようです。中野島小では、放送のあと、医療を取り上げ学習を進めていくようです。「ニュース番組はなぜ10時間前から作り始まるのだろう」という問いで学習していました。情報は目に見えにくいという課題があるので、子どもたちに分かりやすく進めていく工夫が必要です。

10月20日(金)

6年生は、10月25日(水)に校内研究で「明治の新しい国づくり」の授業を4クラスで行います。今日は江戸時代に町人の文化が栄え新しい学問がおこったということを学んでいました。近松門左衛門、歌川広重、本居宣長、杉田玄白、伊能忠敬などの人物が取り上げられます。5年生は我が国の産業と情報の関わりについての学習で、放送、新聞などの産業の中から、放送を取り上げ学習を進めているようです。「1日に何回も流れるニュース番組は、どのように作られ放送されるのだろう」という問いで学習していました。4年生は三浦の学習のまとめをしていました。「売ることができないキャベツを三浦の人はどうしているのだろう」という問いで学習しているクラスもありました。子どもが調べたくなる「問い」だと思いました。また、4年生は学習のまとめ方が上手になっているように感じました。

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10月17日(火)

3年生が地域の安全を守る働きの所の学習の1時間目をしていました。以前は4年生で学習していましたが、今は3年生で学習しています。安全・防災教育を充実させる観点からも火事の事例と交通事故などは3年生で学習するようになったようです。4年生では、県内で発生した自然災害について重点的に扱うようになっています。さらに5年生では、「わが国の自然災害」を網羅的に扱います。消防署や警察署の働きを扱うのは、3年生には難しいのではと最初は思いましたが、火事も交通事故も目指すゴールが同じで、消防署で学んだ学習の進め方を警察署でも同じように進めることができるので、先生たちも子どもたちも慣れてきたのかなあと思います。簡単に言うと「緊急時の対処」と「火事や事故の防止」といえます。対処については「火事」を防止については「交通事故」を重点的に扱いましょうとされています。社会科の学習時間は決められているので、軽重をつける配慮なのかなあと思います。4年生が三浦の学習の続きをしていました。クラスルームの左側にクラスの人数分のまとめのシートが30数枚あり、とても興味深かったです。ちらっとしか見ることができなかったですが、一人ひとり「まとめ方」が違うのがわかりました。ギガ端末の使い方が年々進歩しているのがわかりました。5年生が学習したことを基に、生産性や品質を高める工夫を消費者や生産者に立場に立って多角的に考え、これからの産業における食料生産の発展に向けて自分の考えをまとめる学習をしていました。6年生が「たった16年でなぜ江戸幕府がここまで変わったのだろう」という問いで学習していました。まだ、他のクラスは江戸の文化あたりの学習をしていますが、よくあるのは社会科などの教科を学年で研究を進めていく時は、1つのクラスが少し先行して授業を行い、学年で確認、修正しながら協力して研究を進めていきます。

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10月16日(月)

4年生が3クラス社会科の授業をしていました。県内の特色ある地域の様子の学習は以前は、もう少し後の冬頃に学習していましたが、昨年度からこの時期に学習するように単元を入れかえました。「特色」とは何かとあらためて調べてみると、他とは異なるところであり、優れたところとあります。箱根も三浦もその趣旨を踏まえた地域の選定だと思いました。3つ目の特色ある地域の「国際交流」は以前は、6年生でスポーツや文化のいずれかを選択して国際交流を扱っていましたが、今は、6年生「経済と文化などの面でつながりが深い国の人々の生活」と4年生の「特色ある地域」の一事例地でも扱うようになりました。5年生も3クラス社会科の授業をしていました。「日本は課題を解決するために、どのようなことをしているのだろう」という問いと「地産地消にはどのようなよさ(メリット)があるのだろう」という問いです。産業の発展を「自分たちのこと」として捉えさせたいという意図が読み取れます。

10月12日(木)

教室を回った時に、4年生が4クラス、5年生は3クラス社会科の授業をしていました。5年生は、輸入など外国との関わりに着目して、日本の食料の輸出入品目や相手国、食料自給率などを調べながら、目的は輸出入の善悪を学習することでなく、農業や水産業の学習からの情報を総合したり、食料生産と生活を関連付けたりして、食料生産が国民生活に果たす役割を考え、文章にしたり、議論したりすることなので、4月からの授業の積み上げが大事になります。そういう意味で、今はギガ端末(クロームブック)にかなりの資料を入れておくことが可能になったので、以前より、今までの学習を総合して考え、表現する活動がしやすくなったのかなあと思いました。4年生は、神奈川県内の中で、三浦を取り上げ学習を進めています。どこのクラスも地図帳を使いながら学習しているのは良いと思いました。今年の3月5日に4年ぶりに「三浦マラソン」が開催されました。私も参加して、ハーフマラソン21キロを走りましたが、三浦の土地の特性をいやという程、味わいました。でも、走る中で、三浦の自然豊かな景色、下から頂上が見えないくねくね道の丘、三浦の広大な農地、海岸線などを見ながら走ることができ、体験的な学びであり、いい思い出となりました。子どもたちも学習を進める中で、川崎市と比較しながら、三浦市の特色を捉えてほしいです。

 

10月11日(水)

4年生が3クラス社会科の授業をしていました。私は他県出身ですが、神奈川県はとても魅力的な県だといつも思っています。学習としてだけでなく、海や山、温泉などがあり自然の良さを味わえること、横浜、川崎は人口が多く、にぎやかで買い物にも便利です。また、歴史ある鎌倉などには多くの観光客があります。4年生は、神奈川県の中から、3つ程度特色ある地域を取り上げます。箱根のあとは、三浦を学習しているようです。県内の学習は、広く神奈川県内から地域を選択し、川崎と比較しながら、地域の特色を捉えることができるようにしましょうという配慮事項があるので、神奈川県西側の箱根、神奈川県東側の南部の三浦は、地域の選定として良いのかなと思います。もう1つは横浜市なのかなあと思います。単元(三浦の学習の何時間かのまとまり)の問いは、「三浦市では自然を生かしてどのようなまちづくりをしているのだろう」です。他のクラスは「三浦市の漁業はどうなっているだろう」という問いでした。今後は、自然環境や産業の歴史的背景、人々の協力関係について着目して調べていくと思います。

 

10月6日(金)

4年生は、「伝統的な技術を生かした地場産業が盛んな地域」箱根の学習を終え、次は、「三浦」を取り上げて学習するようです。5年生は、「そば」に使われている食品から輸入など外国との関わりに着目して、食料の輸出品目や相手国、食料自給率について調べていました。

 

 

10月5日(木)

6年生の歴史学習は、歴史を学ぶはじめの一歩なので、歴史に対する関心をもたせ、これから歴史学習を学び続けようという意欲を育てることを大切にしています。なので、先生たちは、子どもが人物の働きや文化遺産に着目して、できるだけわかりやすい歴史学習になることを目指しています。3年生は学習したことを絵地図にあらわしていました。4年生は昨日と違うクラスがまとめの学習をしていました。

 

10月4日(水)

5年生が「これからの水産業をよりよくするために、私達にできることは何だろう」という問いで学習していました。「産業の発展」に関心をもつようにすることは、以前から社会科では大事にされています。漁業の発展について、子どもたちに「自分の考え」をまとめる機会をもつということです。発展を考えるには、現在の我が国の漁業にどのような課題があるかを見い出す必要があります。典型的な課題を取り上げ、そのことからどのような問題が起こっているか具体的に調べます。すると、すでに行われている様々な工夫や頑張っている事実を子どもたちは知ることになります。こうした学習を踏まえて、これからの漁業について考えます。生産者、消費者の立場に立って多角的に考えていきます。でも、高学年といっても小学生なので、ここでは、1つの考えに集約することが目的ではありません。これからの漁業に関心をもち、社会科の問題を自分の問題として受け止め、自分なりの方向を考えさせることにねらいがあります。農業や工業でも発展について考える場面があります。4年生は前日の続きの学習をしていました。ノートを見ると、自分の考えを線でつなぎ関係図を作っていました。

10月3日(火)

4年生が3クラス社会科の授業をしていました。「寄木細工を残すために職人や箱根町の人たちはどのようなことをしてきたのだろう」という問いの次の学習は、単元の問い「たくさんの工芸品があるなかで、箱根の寄木細工が伝統工芸品に選ばれたのはなぜ」にもどり、関係図などを使いながら学習のまとめをしていました。社会的事象の意味に迫るには、さまざまな事実を拠り所にしながら考えていく必要があります。学習活動の前半から中盤にかけて事実を集めるなかで、単元の終盤には事実を関係づけながら社会的事象の意味を考えることができるようになっていることを期待しているのがうかがえました。といっても4年生なので、わかりやすく、無理なく少しずつ、レベルアップできるように配慮しています。5年生も「なぜマダイを放流してしまうのだろうか」「水産物を安定して取り続けるために、国内ではどのような取り組みをしているのだろう」問いで学習していました。学習から今後の水産業の発展について考えようとしている意図がうかがえました。6年生は「江戸幕府はなぜ200年以上も続いたのだろう」という問いで学習していました。「徳川家康はどのようにして全国を統一していったのだろう」という問いで、子どもたちが調べて様子がわかってから、「なぜ」という問いを演出したといえます。疑問詞の中でも、「どのように」「なぜ」は特別ですね。また、横書きの時の黒板は、左側が問い・予想・見通し、真ん中が子どもたちの発言、追究、右側が学習のまとめという傾向がわかります。子どもたちも学年が上がるにつれ、黒板のどこに大事なことが書かれているのが、どの子どもも自然にわかるようになってくればいいなあと思います。

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10月2日(月)

4、5、6年生が社会科の授業をしていました。6年生は「徳川家康はどのようにして全国を統一していったのだろう」の学習の続きをしていました。5年生は水産業の学習の後半の部分の学習をしていました。この部分は、水産業で学習したことを基に、生産性や品質を高める工夫を消費者や生産者の立場に立って多角的に考え、これからの水産業における食料生産の発展に向けて子どもに考えをもたせる難しい時間です。全部の教科を教える小学校の先生が1人ですべて準備するには荷が重いです。そこで、学年で協力して教材や資料を用意したり、昨年度一昨年度、うまく実践できたものをアレンジして使ったりします。「たった一割しか戻ってこないのになぜ放流するのだろう」「養殖業はどのような漁業なのか」という問いで学習していました。4年生は「寄木細工を残すために職人や箱根まちの人々はどのようなことをしているのだろう」という問いでした。ここでは、その地域の位置、自然環境や産業の歴史的背景に着目させます。難しい部分ですが、4年生では、学習問題を主体的に解決することや学習したことを生活に生かすこと、地域社会に対する愛情、地域社会の一員としての自覚を養うことを目指しています。なので、4年生の子どもが理解できるように、使う資料を厳選して、使う場面をよく考えることが必要です。これも先生が1人ですべて準備するのはたいへんです。学年で協力しながら授業研究を進めていきます。

9月29日(金)

4年生では、「神奈川県内の特色ある地域」を3つ程度取り上げて学習します。箱根の寄せ木細工について学んでいました。「職人さんはどのようにして寄木細工をつくっているのだろう」という問いです。いろいろな進め方がありますが、学級では、「どのように」で学び、様子がわかってから「なぜ」という問いに進む場合がよくあります。「どのように」から「なぜ」を演出するともいえます。4年生の学習はどのように進んでいくのでしょう。また、紹介します。また、学習を進める中で、体験学習を取り入れる場合もあります。子どもたちはかんなを使って、木を削り、手応えや感触、木くずの様子やにおいなど、グループで活動しながらつぶやいていました。6年生は、「徳川家康はどのようにして全国統一を続けていったのだろう」という問いで学習していました。参勤交代や鎖国などの幕府の政策、武士による政治が安定したことなどを学習していきます。