ここは、【学校の様子やできごとについて、管理者が何となく、つぶやく】ページです。

(23年12月30日(土曜日)新設)

2023年12月までの記事(旧ページ)は【こちら

上から最新記事です。

*不定期の更新です。また、個人情報保護の観点から、画像を掲載する場合は一部加工している場合があります。

【行事】●川崎市中学校駅伝大会24年10月25日15時10分更新)

 川崎市中学校総合体育大会の最後の種目。市中学校駅伝大会が、24日(金曜日)に等々力陸上競技場とその周辺で行われました。伝統あるこの大会は、以前は、古市場の多摩川サイクリングコースで行われていました。全市52校と一部私学で行い、まさに学校対抗の大会です。学校ごとに陸上競技部の他に各部活動からの推薦選手や、長距離計測会などを開催して選手を決定します。多くの学校で、駅伝大会の2ヶ月前にそのような形で選出された選手で駅伝部が作られて、大会を終えると解散します。
 今年は、女子が11位(54校中)、男子が30位(54校中)という結果でした。県や関東、全国につながるこの大会ですが、残念ながら、県大会進出とはなりませんでした。この大会をもって今年度の市総体は閉会。完全に新しい代、新チームの稼働へと移り変わります。これから3年生は、受験に向き合うことになります。
 前日に行なわれた壮行会の様子。
駅伝部員を迎える
抱負を。
 

●進化することと、なくしてはいけないこと。24年10月23日10時56分更新)

 「チャットGPT」、「生成AI」…しばらく前にこんな言葉が出てきましたが、最近学校現場でも耳にする機会が増えました。すごい技術革新ですね。もう、追いつくのがやっとというか、追いつけていないとすら感じます。便利ですね。ほんの十数年前には、「不可能」だと言われたような技術や、ものが作り出されていくのをみて、この先どんな社会になり、どんな生活をすることになるのか、そんな不安を感じることがあります。自分は、「不安」を感じてしまうわけですが、世代によっては、これは「期待」だったりするのでしょうか。
 なぜ、こんな話題を書いてみようと思ったかをお話しましょう。
 先日通勤する電車の中で、ランドセルを背をった小学生の会話。「レポートできた?」「チャットGPTでいい感じ。」「提出先のクラウドってどれだっけ」…会話のほんの一部です。もう、しーんと、静まり返った車内で繰り広げられる会話に釘付けになってしまいました。たしかに、学校にはGIGAスクール構想によって一人一台の端末が導入されました。中学校でも端末を使用して小テストを行ったり、課題の提出をしたりとそんなことも当たり前の日常に。班などでの話し合い活動も端末を活用しますし、調べごとも今や端末さえあればこと足ります。社会の授業などでも数年前の授業では、必死に辞書で調べている姿が見られましたが、今は、端末一つで、極めて詳細な情報を入手することができます。時代の流れは、明らかに変化しています。それも急激な変化。わたしたちは、そんな時代の流れの中で生きていく術を教えなければならないわけですが、正直にいうと、個人的には憂いも感じているわけです。そんな話題を少し。(続く)
 

【行事】●生徒会本部役員選挙を経て、新しい代ヘ24年10月21日9時16分更新)

 少し前の話題です。 9月26日(木曜日)に生徒会役員選挙が行われています。その選挙を経て、新しい役員が決定し、生徒会本部も代替わりをしています。今週金曜日には、川崎市総合体育大会の最後の競技である、全校での駅伝競技が行われます。これを終えるとすべての3年生は部活動を引退。それぞれの活動も新しいチームづくりが始まっています。生徒会役員選挙では、本物の投票箱なども活用しています。
立候補者による演説と応援演説
 
 

【ちょこっと、食育。(23)】24年9月24日10時54分更新)

 私の地元福島はラーメン大国でもあります。朝ラー(朝食でラーメンを食べる)という日もちらほら…という感じでした。そしてそんな私も小さい頃からラーメンが大好きで
 ラーメンってなぜこんなに美味しいんですかね…。本当に不思議な食べ物です。今でも、仕事帰りや夜中ついラーメンを食べてしまう…という日もあります。しかし、ラーメンを食べたいなぁと思っていても、最近は健康のことも考え、「こんな頻度でラーメンを食べるのはまずいのでは…」葛藤する日もあります。健康を意識してでも美味しいものを、自分の好きなものを食べたい
 食欲は人間の3大欲求の葛藤した結果、自分の中でラーメンを食べる時の3箇条を作りました。

①味を選べる時は、できるだけ薄めにする。 ②スープは全部飲み干さない。残ったスープにご飯を入れない。 ③ラーメンを食べた次の日はできるだけ運動する。

「我慢は良くないけど、好きなことばかりしていては成長しない」が大切にしているモットーです。

 食欲だけではなく、何事もそうだと思っています。これから「食欲の秋」へと季節が変わっていきます自分の食欲を上手くコントロールしながら、これからも美味しいものを食べ続けていきたいと思います。石戸谷 枝美)

 

【お詫び】●合唱コンクールのページ更新について24年9月18日9時18分更新)

 合唱コンクールでは、当日ホームページで合唱の様子を更新していましたが、1年生の発表で「3組」の写真掲載ができていませんでした。改めて掲載しましたが、大変申し訳ありません。全クラス合唱時に撮影しすぐに更新していましたが、複数クラスを同時に作業している際に掲載が漏れてしまいました。楽しみにされている方もいらっしゃると思いますが、当該クラスのご家庭の皆様にはさみしい思いをさせてしまいました。今後このようなことのないように十分気をつけます。残念な思いをされた生徒の皆さん、ご家庭の皆様に心よりお詫びいたします。ごめんなさい…。(伊澤)
 

●静かな日常が。24年9月17日16時51分更新)

 合唱コンクールも終わり、静かな日常が戻って来ました。落ち着いた授業の様子が見られた一日でした。今日は、鷺沼小学校と有馬小学校から異校種交流研修で2名の先生が来校され1日を中学校で過ごしました。小学校の時とくらべて大きく成長した姿をみてとても驚き、そして喜んでいました。
 さて、今週は祝日があったので、4日間だけ。来週も3連休。しかし、市総体が始まっています。3年生にとっては最後の大会。応援しています。
 

【行事】●市総体壮行会24年9月9日13時53分更新)

 今日は、市総体の壮行会です。3年生最後の大会。これから10月末まで1ヶ月以上にわたり開催されます。これまでの記事に市総体のこともふれているので、そちらもどうぞ。
画像ではわかりにくいですが、団体ごとに、大会に向ける思いを伝えます。それぞれの団体で「有馬中」の名前を背負って闘います。
 

●夏休みを終えて24年9月2日16時23分更新)

 9月になってしまいましたね。時間はあっという間に過ぎていきます。小学校からあがってきて生活感の違いに戸惑っていた1年生もすっかり慣れて、立派な有中生の一員。どんな夏休みを過ごしたのでしょうか。下の記事に「夏休みにこそできることを」的な記事を書いてみましたが、まさか実践した人はいますか?いませんよね。興味あります。
 さて、まだまだ暑いですが、セミの声はツクツクボウシに変わりつつあります。「晩夏」ですね。
 あ、今年のたまかん祭オリジナルグッズ、リニューアル、パワーアップされる予定です。お楽しみに、オリジナルTシャツのデザインも一新します。考えなきゃ。お楽しみに。
 

【ちょこっと、食育。(22)】24年8月21日9時27分更新)

 皆さんは、苦手な食べ物に出会ったときはどうしますか。
 「美味しくない」と感じた食べ物は避けがちですが、私は苦手と思った食べ物を「何としても美味しく食べたい!」と思い、様々な食べ合わせや調理方法を試すようにしています。私は、苦手な食べ物はほとんどありませんが、初めて食べたときに苦手意識をもった食べ物が2つあります。それはパクチーとゴルゴンゾーラです。どちらの食べ物もクセが強いことで有名です。
 いろいろ試した結果、パクチーは揚げ物と組み合わせると爽やかな風味に化け、美味しく食べられました。また、ゴルゴンゾーラは、牛乳とマジックソルト、ブラックペッパーと組み合わせるだけで、家庭では表現できないような本格パスタが作れました。
 今、食感や風味が苦手で食べられない食材がある人は、色々試して料理すると案外楽しいかもしれません。ただ、どうしても口に合わないものもあります。「料理は楽しく」を第一優先にして無理しないのも大切です。
 現在私は、クセの強すぎる「栗の花のはちみつ」の美味しい食べ方を研究中です。良い研究結果が出せるといいですが。(山本祥子)
 

【ちょこっと、食育。(21)】24年8月11日10時50分更新)

 私は中学・高校と野球をしていた関係で食事は体づくりの一環でした。普通3食のところを5から6食食べる。毎回の食事でどんぶりによそったご飯を2から3回おかわりする。そのような食事を当たり前だと感じる毎日でした。
 しかし、その当たり前は変わりました。大学生になり一人暮らしをする関係で食事を自分で作るようになりました。食べるために具材を買い、調理をしました。自分で作ることでお金がどれだけかかるのか、冷蔵庫の中身を考慮し、献立をつくる難しさ、毎日メニューを考える手間などに気づきました。
 中学・高校とどれだけ食事にお金をかけてもらっていたのか、毎日たくさんの量を飽きずに食べることができていた工夫を身を持って経験し、親へ感謝の気持ちでいっぱいになりました。
 今、食べることができている食事は当たり前ではありません。作ってくれる人がいて、食べることができています。毎回の食事に感謝することを忘れずに、おいしいご飯を食べてください。もしできるのであれば、実際に自分で買い物をし、作ってみるのも良いのではないでしょうか。(武 駿佑)
 

●夏休みに。(その324年8月8日13時44分更新)

 どこかを旅したときに聞く音や匂い、そして風景がどこか知っているような気がしたり、もしかしたら、故郷のそれと同じだったり、遠い昔の思い出が蘇ることだってあるんです。そんな経験は多くの人が記憶にあるはずです。
 その2の最後に書いた車内放送、多くの人はなんでもないかもしれませんが、北海道にゆかりのある人ならば「あ、そうそう」って思った人もいるはずです。そういえば、北海道出身の人がいっていました。北海道の列車に乗って、アナウンサーの大橋俊夫氏の「イランカラプテ」を聞くと故郷に戻ってきたことを感じると。ほかにもありますよ、東北の人にとっては、上野発の寝台列車に乗って、車掌の第一声「おばんでございます。」にふれたとき。車内放送はご当地の言葉にふれるよい機会ですが、もう、乗った瞬間に故郷を感じることができるわけです。
 私は、新幹線のプラットから長い長い跨線橋を渡って、一番端にある短いホームにカランカランと音を立てて停まる1両の列車をみるとホッとします。鉄道には、それぞれどんな人にも琴線に触れるポイントってのがあると思っています。それが魅力。いそがしい世の中で、せわしない生活に追われる今、むかしを思い出す、そんなひとときが私達には必要なのではないでしょうか。「むかしは、こうこうだったんだよ」と、子どもたちに伝える。「お母さんが子どものころはね」「お父さんが子どものころはね」というやり取りが、とても大切なんだと思います。そんなやりとりをたくさんできるのが、鉄道なんです。
 最近は、ノスタルジーをテーマにした観光客誘致をいくつかの鉄道会社で行うことがあります。そんなのもやはり、「古き良き時代」を思う気持ちを心の何処かにもち続けている人が少なからずいるからなのだと思います。たばこの煙があふれる車内。冷房はなく扇風機が回る車内。今はない、多岐にわたる長距離列車。どれも、今の時代には合わないことはわかりますが、それでも、冷凍みかんとお茶、お弁当を抱えて乗り込む列車は活気にあふれ、人情味があり、そして単なる移動手段ではなく、生活そのものでした。
 
 授業の中で、ポケベルやむかしの携帯電話の話をすると驚かれます。私達にとり当たり前だったことが、今は、そうではありません。技術の進歩にしても、時代の変化にしても、その変遷を知らないと、それが当たり前のように思います。けれど、その変遷を知ることで先人の努力と叡智の上に、自分たちの今の生活があることに気がつくわけです。そんなきっかけは様々なところにあるわけですから、親子でそんな会話をする時間がとれると素敵ですよね。
 コロナ禍を終えて、行動の制限が落ち着いた今、そんな時間をもってみてはどうでしょうか。
 この、夏休みに。(おわり)
 

●夏休みに。(その2)24年8月2日16時46分更新)

 1990年代なかば、夜行列車も少なくなったとはいえ、まだ、各地に残っていました。関西の紀勢線には新大阪から新宮までいわゆる「新宮夜行」。関東でも、中央本線新宿から松本までのいわゆる「山岳夜行」。東京から大垣までの「大垣夜行」。中国地方では、「ムーンライト九州」などの快速夜行もありました。
 本州を移動するなら、青春18きっぷ。
 北海道ならば現地では、周遊券。周遊券ならば特急も乗れます。当時は、道内は夜行急行、特急の宝庫でした。青森から札幌などへは「急行はまなす」。函館から札幌へは「快速ミッドナイト」。札幌から稚内方面の「急行利尻」。その他主要都市を結ぶ夜行列車がずいぶんありました。これをフル活用するわけですが、これらの多くは寝台車などはなく、気動車だったりすると、もう音で寝られません。乗ることが目的です。今で言う「乗り鉄」。そんな言葉は、当時ありませんでした。
 「乗ることが目的」ではありますが、それぞれにおそらく楽しみたいもの違うはず。自分であれば、全線完乗を目指し、全国路線図の乗った日付を入れることに一種の喜びと満悦感を得るわけですが、旅の中で言えば、上に書いた音がうるさくて眠れないはずの気動車(ディーゼルカー)に好んで乗ります。音、好きなんです。それに、夜行列車特有の空気感も好きです。新宿から松本までの「山岳夜行」はすごい人です。三ドアの近郊型車両なわけですが、もう床に新聞紙を敷いて寝ちゃっている人もたくさんいます。車内でタバコやワンカップの何とも言えないにおい。むかしは車内に灰皿がありましたね。窓の下の小さなテーブルには、栓抜きも。こんなのも旅の楽しみのひとつでしょう。さすがに灰皿はもうないですが、そのへんの痕跡のある車両は国鉄時代から走っているものしかありませんから、体感したいなら、西日本に行くとよいですね。西日本は他の地区が軒並み新しい車両を導入しているなか、国鉄時代の車両を改装してそのままに走っています。ちなみに、私の地元の吉備線(今は桃太郎線になりました)は、当時の車両がまだ走っています。地元の駅に掲げられていた「乗って残そう、わたしたちの吉備線、旅行の切符は、当駅で。」の横断幕。廃線の危機をすり抜けて令和の時代も当時の車両が走っています。
 それから、レールの音。よく、電車の音を「ガタンゴトン」と小さな頃に表現しますが、このガタンゴトン、都市部ではほぼ聞くことができません。昔ながらのガタンゴトンを聞くのならば、地方に行かないとだめですね。でも、言葉にすると正しくは、「ガタンゴトン」ではなく「ガタッゴトッコトン」だと思っています。どうでもいいですが。
 近場でのおすすめは、群馬の前橋市と栃木県の小山市を結ぶ「両毛線」。奇跡的に、きれいなガタンゴトンを聞くことができるでしょう。この音を聴いて心地よく感じたら、もうあなたも立派な乗り鉄です。
 それから、車内放送も好きでした。今は、無機質な自動放送が多いですが、当時は、本当に列車や車掌ごとに味のある放送がたくさん聞くことができました。以前話題に出しましたが、鉄道員だった祖父のこだわりは、「特急」ではなく、「特別急行」。そんな職人のこだわりが随所にみられたのもJRになって落ち着いてきたこの頃でした。北海道の放送は独特です。9時の列車の次は14時みたいな場合も当たり前にあるのが北海道です。「まもなく、〇〇につきます。乗り換えのご案内をいたします。〇〇方面の列車は5時間20分ほどの待ち合わせです。しばらく時間がありますので駅の待合室でおやすみください。」内地ではまずそんな言い方はしないでしょう。(つづく)
 

●夏休みに。(その1)24年7月31日15時20分更新)

 長くなるので、数回に分けて。
 
「夏休みにすること(したいこと)」はありますか。と休み前の授業で聞きました。「塾」「塾」「部活」「塾」「部活」「習い事」「友達とセン北(センター北)に行く」…割合いがおかしくないですか。この「塾」とか「習い事」の部分は「したいこと」よりも「すること」の意味合いが強いのではないかと思いますが、なかには、「ずっと塾(や習い事)があって、遊ぶ時間はあまりないです。」という声もありました。
 さまざまな事情はあるでしょうから、仕方のないことだと思いますが、少しでもリフレッシュしたり、長期休業だからこその時間の過ごし方をする時間がとれるとよいのですが。
 
 さて、夏休みですから、久しぶりに鉄道の話題を。ここらへんは、以前の記事を読んでいない方にとっては、わからないかもしれませんが、興味がある方は、読んでみてください。自分が中学生のころは、夏休みになるとJRの青春18きっぷをつかって、日本中を回っていました。「旅行」ではなく、「回っていた」というのが正確だと思うので、そのように書きましたが、ここらへんの話は本当に以前の記事を読んでいただけたほうが話は早いと思いますのでよろしくお願いします。「中学生のみなさんもぜひ、この夏休みに!」とい言いたいのですが、おそらく、勝手なことを言うなと保護者の皆様にしかられてしまうかもしれません。
 「子どもには旅をさせろ」とはよく言ったもので、旅をすることでさまざまな出会いや経験をすることができました。それこそ、日本中回ってきましたので、はからずも、地理の勉強で習うような地名や歴史的な史跡や地名を目にすることもできました。不思議と頭に残るものです。このころから旅は家族で行くことよりも、一人か弟と二人で行くことが多かったですから、生きる力は身についていったと思います。一度旅に出ると、最低でも3日、長いと5日留守にします。中学生だけが、3日も4日も出かけるわけですから、今思えば、親がよく許してくれたものだとは思いますが、旅行中のほとんどは、鉄道に乗っているわけですから、安全といえば安全かもしれません。
 あと、時代がおおらかな雰囲気だった気がします。列車に乗っているとよく車内改札に車掌さんがきます。いわゆる検札。「きっぷ拝見。」のあれです。新幹線や特急列車ではよくありますが、地方に行くと普通列車でも検札があります。無人駅が多い場所なんかは、不正乗車が大きな問題になっていましたし。そんなときによく、「あれ、一人で旅行中?」と聞かれます。そんなときには行程表を見せて説明しますが、降りる駅や乗り継ぎ列車のことなど、細やかに気遣ってくれることが多くありました。寝ていると起こしてくれたり、とにかく見守ってもらえている感じでした。また、夜行列車の乗り継ぎなどでは、駅構内を移動中に、鉄道警察の警察官に声をかけられたこともありますが、家出と思われたことは一度もありませんでした。
 携帯電話などありませんので、命の綱は、1枚のテレホンカード。中学生の皆さんはテレホンカードなんて知らないですよね。あれ、今もあるのでしょうか。
 さて、旅行中のほとんどは鉄道に乗っていると言いましたが、もちろん夜の移動も鉄道ですよ。夜行列車。1990年代くらいまでは、全国を夜行列車がたくさん走っていましたが、もう今は絶滅に近い状態ですかね。いちばん最近(それでも10年近く前?)では、東京から岐阜県の大垣を結ぶ「ムーライトながら」、新宿から新潟県の村上を結ぶ「ムーンライトえちご」あたりが記憶に新しいでしょうか。冬には都市から各地を結ぶ「シュプール号」という夜行列車も走っていたので、保護者のみなさまの世代ならば利用した人もいるかもしれません。(つづく)
 

【行事】●地域の盆踊り大会に参加しました24年7月31日14時18分更新)

 先週、7月26日(金曜日)と27日(土曜日)の2日間、有馬中央公園で有馬町会の盆踊り大会が行われました。たくさんの地域の方が来場されていました。本校から、女子ソフトテニス部が参加し、櫓の上で踊りました。たくさん踊り、踊り疲れている様子もありましたが、なかなかできない貴重な経験です。夏の思い出になったようでなによりです。その様子を少し紹介します。(といっても、画像ではよくわかならないでしょうから、雰囲気だけです)
 昨年までは、音源は歌も含めて、生バンドによるものでしたが、今年は、それは中止に。少し残念です。18時30分から20時30分まで、みなさん踊っていましたが、最後は、小学生から中学生、大学生、おとうさんも、おかあさんも、おじいちゃん、おばあちゃんも皆で櫓を囲んで踊っていました。この一体感は、最近とても新鮮です。私の近所でもお祭りはやっていますが、出店を楽しむようなものになっている気がします。ですから、最初にも、書いたように「貴重な経験」なわけです。夏にゆかたを着るなんてこともあまりしないような…。日本の文化というと少し話が大きくなりますが、でも、昭和の時代や平成の時代からみてみると変わってきたものや、なくなったものがたくさんあります。この盆踊り大会の雰囲気は、遠い昔、自分の故郷の神社で行われていたものと同じ空気感を感じます。とても懐かしい気持ちになります。中学生の皆さんには、こんな地域とのふれあいも大切にしてほしいものです。ソフトテニス部のみなさま、大変おつかれさまでした。
 
 

●長い休みに。24年7月24日16時20分更新)

 長い夏休みに入りました。暑い日が続いています。夏休みといっても、みなさん、いろいろと忙しいようです。休み中も、更新頑張りますので、ひまな際にはのぞいてみてください。大会に、習い事、それに3年生は高校見学…。充実した時間を過ごしてください。
 

【行事】●地域の盆踊り大会参加に向けて24年7月19日11時52分更新)

 7月26日(金曜日)、27日(土曜日)の2日間、地域で盆踊り大会が開催されます。本校では、女子ソフトテニス部が参加します。櫓上で踊りますが、それに向けて練習を行いました。練習は盆踊りの先生や町会長をはじめとして、たくさんの地域の皆様が来校された中で行いました。練習は、17日(水曜日)部活動後の17時から2時間弱行われました。
 

●心が動く瞬間。24年7月12日14時50分更新)

 保護者の皆様、いかがお過ごしですか。「管理者のつぶやき。」も、このところ、「ちょこっと、食育。」や行事の話題以外の更新頻度があまりに低く、なんとなく気になるのですが、はじめに宣言したように、ゆる~くやっていきますので、お許しください。もっとも、このページ以外の情報は進路にしても、予定表にしても、配付物などのお知らせにしてもなるべく早く更新するように心がけています。そちらだけでも、日々確認をしていただけるとありがたいです。
 本当に暑い日が続いています。夏ですね。学校の周辺でも、このところセミの声が聞こえ始めています。いつか、この記事でも書きましたが、「セミの声で季節がわかる」んです。今、聞こえている「チー」っていう鳴き声の主は「ニイニイゼミ」。このあたりの地域では、一番初めに鳴き始めます。夏休みに入ってからミンミンゼミ、そして8月にはアブラゼミも。夏休みが終わる頃から、9月にかけてツクツクボウシ、だいたいこんなシフトです。あと、しばらくすると地球温暖化の影響で、つい10年くらい前までは静岡県あたりが北限だった、西日本の代表選手とも言えるクマゼミが、鷺沼駅あたりの街路樹で「シャアシャア」と鳴いていることに気がつくはずです。
 熱中症に気をつけてお過ごしください。
 さて、ここの更新頻度が減っているのは、別に話題がないわけではありません。もちろん、やる気がないわけでも。このページを更新し続けて、2年半。たくさんの方に読んでいただき、学校へいらしたときなどに交流のきっかけとなってきたことには、自分にとっても貴重な機会です。ホームページがコミュニケーションツールになっていると感じる瞬間です。
 
 今、運動部を中心に「夏の大会」真っ只中。これは、今行っているブロック大会を経て関東、全国へと続く、まさに全国規模のもっとも大きな大会です。それぞれのチームにはそれぞれの目標がありますが、一致していることは、学校の名前を背負っているということ。ですから、全校をあげての壮行会なども行います。
 どの部活動もそれぞれ頑張っています。有馬中学校は、以前は、全市屈指の「部活動の強い」学校だった時代があります。たくさんの部が関東、全国大会に進み、市総体では、優勝旗が何本も並ぶ。そんな時代を知っている保護者の方や、地域の方から「がんばれ」と激励を受けることも。しかし、時代の流れは明らかにそんな「部活動」のあり方から変わってきていることを実感しているのは、応援をくださる皆様でもあるのです。ずっと、見守って応援をしてくださっているからこそ、時代の流れを敏感に感じ取ることにもつながっているのでしょう。「先生、たいへんだね。」そんな声掛けをもらうことも増えました。
 「生徒も部活動をやりたい」「顧問も部活動をやりたい」と、一致しているのであれば、平日、休日ともにどれほど活動をしようとも問題にはならなかったし、第一に自分たちが掲げた目標の達成にどれほどの活動時間を要するか、ということはそのそれぞれの目標によって明確に違うわけでしたから、その時間を費やしたとしても問題になることはありませんでした。つい十数年くらい前までは、土日も、お盆も年末年始も部活動をやっていましたが、やがて「子どもを家庭に返す」という理由で土日一方の活動になり、今は、「働き方改革」の観点から見直しや地域移行の話がでているわけですから、まさに激動の学校現場っていう感じです。
 「心が動く瞬間」というのは、部活動の活動時間が短くなってしまってもあるんです。「心が動く」というのは「感動」も「ドキドキ」も、それこそ「ワクワク」も、「悔しい」思いも含めてです。先日、顧問をしている部活のブロック大会がありました。組み合わせは、なかなかの強豪揃い。4校リーグで1位または、2位にならない(3回試合をやって2回勝つ)と、その先には進めません。2位になっても、順位決定戦で3校中の1位にならない(2回試合をやって2回とも勝つ)と「中央大会」には進めないのです。競技者人口が多い種目ですから、仕方のないことではありますが、なかなかに激戦をくぐり抜ける必要があります。
 この種目の団体戦というのは、4ペア登録を行い、試合ごとにその4ペアのうちで3ペアの試合順をオーダー用紙に指定し、その対戦順で勝敗を決めます。各校3ペアが対戦して、勝ちの多い方が「勝利」です。この試合順というのは、いわゆる「番手」です。1番手、2番手、3番手…。その番手は基本的には技量が高い順に決められるわけですが、このオーダーが実に重要になってくるのです。例をあげて説明しましょう。【自分のオーダー】1番手→2番手→3番手、【対戦相手のオーダー】3番手→1番手→2番手の場合には、どちらが勝つ可能性が高いでしょうか。もしも対戦相手が同じような技量の学校であれば、勝てる可能性はかなり低くなると思います。この場合、相手の1番手には勝てる可能性がありますが、2番手、3番手が相手に取られる可能性が高くなるわけです。
 オーダーに正解はないのですが、それでも基本は「3番手→1番手→2番手」の順だと言われています(自分はそこまでこだわりませんが)。「1試合目の選手は、元気のいい選手、負けても良い流れをつくれること。」試合が劣勢になって声が出なくなるで選手ではいけません。「2試合目の選手は、1試合目の試合で負けても3番勝負に持っていける、つまり必ず勝つ選手であること。」これは、必然的にその学校の1番手が担うことが多いでしょう。「3試合目の選手は、勝負に強くマイペースに自分のできることを発揮できる選手であること。」粘れる選手でなければいけません。3番勝負ほど緊張する試合はありませんね。だって、「自分たちが勝てなければ、試合は負ける」わけですから。この緊張の場面においては、「勝ち気」が強く「ミスを気にせず、心が折れない」ことが最重要になります。
 もちろん、上の出し方が正解ではありません。例えば、絶対に負けられない試合であれば、流れを作るために、「1番手」を最初にもってくることもありますので。
 この団体戦におけるオーダーは、じつは顧問によってクセがあります。自分も含めて10年、20年この競技の顧問を続けている場合も少なくないですから、お互いのオーダーのクセなどが分かったりして、そこを考えつつ決めるわけですが、それは相手にとっても同じことなので、考えすぎた結果、回り回って失敗、なんてことも起こります。それも含めて楽しいのです。
 部活動では2年半という時間で、選手それぞれの性格や課題、強みを把握してそこから成長をめざしていくわけですが、これは、選手だけではなくペアの生徒はもちろん、顧問も一緒に取り組むことです。単に、「技術」だけならば練習することである程度の技量は身につくでしょう。けれど、精神的なものは、なかなか簡単ではありません。その大変なものをともに乗り越えて、「ともに」成長できることが部活動の尊いところだと思います。
 さて、今回の試合では、相手校はとても強い学校です。様々な状況が重なれば勝てないわけではないけれど、前日の個人戦の結果を見ても、かなり困難な試合となることが予想されました。1試合目が勝って、2試合目が負け。そして3番勝負になりました。負けている状態からあきらめずに追い続けた結果、ファイナルゲームで勝つことができました。この3試合目が始まった時、もしかしたら勝てるかもしれない(もしくは、勝たないと試合自体が負けてしまう)、という可能性が見えてきて選手たちはどのような気持ちだったのでしょうか。その緊張感は察するにあまりがあります。
 選手たちは、いつも一生懸命に、誠実に取り組んできましたが、「勝ち気」が強く「ミスを気にせず、心が折れない」わけではありません。けれど、相手がどのような良いプレーで得点を決めようとも、自身のミスが失点につながろうとも全力で声を出し続け、向き合っていました。そして、その試合に向き合う選手から感じられる「気迫」は、他の選手や応援の選手にも、「勝てるかもしれない」という希望を与えることになりました。相手校の男子も交じる声援に劣らない大きな声援で「試合に参加」しました。
 これは、まさに「チーム」になった瞬間でした。試合中感じていた、「ドキドキ」や、まるで自分が試合をしているかのような「ワクワク」そして、嬉しさなどさまざまな感情で心の中が支配されました。
 時代の流れの中で活動できる時間が短くなった、ということは否めません。けれど、その時間のなかでもやればやるだけの達成感や、感動を得られるということ。限られた時間の中で「何ができるか」ではなく、「何をやるか」ということなんだろうと思います。今の生徒の皆さんは、たくさん部活動ができていた時代は知りません。今が、100パーセントなんですよね。よく考えれば、「むかしに比べると活動時間は半減・・・」なんていうのはそれを知っている私達顧問なわけですから、そんなことをいっぺん忘れて、今を受け入れることが大切なのかもしれません。授業でも、行事でも、部活動でも、私達は子どもたちから様々なことを教わります。
 余談ですが、上の対戦校の顧問は、前任校での教え子(部活動)でしたから、内心「負けられないなぁ」なんて邪な思いも。顧問としてともに過ごしていた教え子が、教員になって、そして同じ競技で顧問となり対決。なんだか、幸せなことだと思います。
 長くなりましたが、今回のつぶやきはこれでおしまい。
 最後に、これから大会がある部活動の皆様、がんばってください。健闘をお祈りしています。
 

【ちょこっと、食育。(20)】24年7月5日12時52分更新)

 私の出身地である富山県では、小学校の給食で6年生がカニを食べます。カニは1人につき1匹配られ、富山県では平成15年度から1年に1回のカニ給食が恒例になっています。
 富山湾は、浅瀬が少なく、岸の近くで急に深くなっているのが特徴です。その富山湾の形状により、深海に生息するベニズワイガニがよく獲れるそうです。また、立山連峰の雪解け水や豊富なプランクトンによってとても甘いカニに育ちます。
 私自身も小学生のころ、カニ給食をとても楽しみにしており、祖母にカニを上手に食べるコツを教わって何度も練習していたのを覚えています。私の記憶では、結構頻繁にカニを食べる練習をした覚えがあるので、毎回カニを買ってきて、準備をしてくれた祖母に本当に感謝でいっぱいです。そのおかげで、ずっと待ち望んでいたカニ給食を最大限に楽しむことができました。
 また、富山といえばホタルイカ。ホタルイカも富山県の給食に登場します。私が小中学生のときは、煮物として出てくることが多かったのですが、最近の給食では、ホタルイカフライとして出るのが定番になってきているみたいです。私が一番好きなホタルイカの食べ方はシンプルで、茹でたホタルイカを醤油で食べるのがお気に入りです。
 富山にはカニやホタルイカの他にも美味しい海の幸がたくさんあるので、ぜひ多くの方に富山県の食を体験していただきたいなと思います。(山下美七海)
 

【ちょこっと、食育。(19)】24年6月28日9時4分更新)

 私が生まれたのは北海道の函館市というところなのですが、函館で有名な食べ物と言えば、ラッキーピエロのハンバーガーややきとり弁当(豚串)、塩ラーメン、他にもたくさんありますが、ぜひ皆さんに食べて欲しいと思うのは「イカ」です。魚介類と言えば、まぐろやサーモンが王道ですので、なんだイカか…と思ったかと思いますが、ぜひとれたての函館のイカを食べに来て欲しいです。
 函館の夏の朝は「いがいが~あさいが~(イカが訛っていがになります)」のイカを売るトラックの音声で目覚めます。朝にとれたイカをイカ刺しにして、しょうゆとショウガで炊き立てのご飯の上に乗せて食べる。これがいちばんおいしいイカの食べ方です。
 函館は給食でもイカ飯が出るんですよ。とはいえ、函館のイカの漁獲高は減り続けています。今後は函館だけでなく日本・世界の食事情が変化するかもしれませんね。でも生きることは食べること、食べる楽しみはずっと持ち続けていたいですね。(庄野ななみ)
 

【行事】ハーモニー級連合宿泊●八ヶ岳で活動中。24年6月28日8時20分更新)

(24年6月27日)
 昨日の様子です。朝の集いの後に朝食。その後は、富士見パノラマリゾートから、入笠山のハイキングに出かけました。夜には、レク大会。
自然の家での、朝食の様子。
敷地内での「朝の集い」
ハイキングへ。以下、ハイキング中の様子です。
レク大会の様子。
 
 
(24年6月26日)
 ハーモニー級の一部生徒(全員ではありません)は、八ヶ岳少年自然の家での全市連合宿泊に参加中です。今日から2泊3日で行われ、他校との合同行事。今日は、オリエンテーション後、他校との交流、バーベキュー、星空観察などを行っています。明日は、富士見パノラマリゾートでのハイキングや、レク大会が行われます。朝は、朝の集いもあります。起床は6時!気持ち良い朝を迎えられるといいですね。今日の様子を少し紹介します。
行きのバスの中で
到着後、下駄箱準備
昼食
入所式の様子
少年自然の家の敷地内でバーベキューができます
おいしい。
明日も、晴れますように。
 

【行事】●県総体に向けて壮行会を行いました。24年6月24日12時20分更新)

 いよいよ、県総合体育大会(県総体)が始まります。いわゆる、県から関東、全国へ続く「夏の大会」のことですが、運動部を中心にそれぞれの団体が、最長で8月まで学校名を背負い闘います。3年生が中心とはなりますが、団体によっては2年生や1年生が出場することもあります。大会というと、普段できていることができなくなってしまうほどの緊張感やプレッシャーの中で臨むこととなりますが、健闘を願っています。
 21日(金曜日)には、そんな県総体に向けて、全校での壮行会が行われました。その様子を少し。なお、川崎市は、市総合体育大会(市総体)があるため、3年生の引退は秋になりますが、ほかの自治体では、ここがひとつの区切りに。全国の運動部に所属する中学生にとっては、3年間の目標に活動をしてきた大きな大会となります。
拍手につつまれて入場する選手たち
各団体はステージで目標等を。
 
 

●日常が。24年5月14日14時35分更新)

 体育祭が終わり、静かな日常が戻ってきました。授業の様子も落ち着いていますが、少し疲れが抜けていないような印象もあります。3年生は、まもなく行われる修学旅行に向けての準備で慌ただしい様子です。コース決めも大詰めです。1、2年生は少し落ち着いて授業ができそうです。
 

●近年の授業や、学び方についての考察(教育課程説明会を終えて)24年5月8日9時35分更新)

 5月4日の記事でふれたように、授業や学び方についてふれている以前の記事を紹介します。もちろん、これがすべてではありませんし、教科の特性もありますが、私達が授業を通してどのような取り組みを行っているのかを少し感じていただけるかと。教育課程説明会ではわかりにくい部分を少しでも補うことができればよいのですが。
 
22年5月31日の記事)→テスト、授業のあり方について
 さて、今週木曜日からテストです。「テストは、通過点」…これは、基本中の基本であり、いつも授業などで話をしていることです。大切なことは、その点数ではなく、「その結果をどのように振り返り、生かすのか」ということ。これを再認識して取り組んでほしいです。今年から、定期テストの満点は「100点」ではなくなります。そして観点ごとの点数だけ集計し、合計は出されなくなります。そして、素点表には「達成率」が表されるようになります。新しいことに取り組むとき、誰もが不安を感じたり戸惑ったりすることはあるでしょう。各教科でもしっかりと研修しながら取り組みたいと思います。変化といえば、現2年生の公立高校入試が大きく変わります。これも、やはり求められる力(育てたい能力)が変わり、小学校や中学校でのカリキュラムが見直されていることと深く関係しています。例えば、保護者の皆様の中学生時代、どんな授業を受けていましたか?今は、授業のあり方は大きく変容しています。「学び合い」なんていう言葉もなかったと思います。今は、どの教科でもコミュニケーション活動をたくさん取り入れます。自分の考えを「交流」します。たぶん授業参観などでは、自身の受けてきた授業とのギャップに不安になる方もいるのではないでしょうか。5、6年ほど前になりますが、「学び合い」の授業を参観した保護者の方が、「こんな感じの授業で、入試は大丈夫なのでしょうか、私達の頃は、教科書の太字を云々」ということを話をされていました。
 若い人たちの方が変化に順応しやすいのは、いつの時代も変わらないように感じます。授業のあり方や入試改革などにある種のアレルギー反応を感じるのは私達の方なのかもしれません。・・・・・
 
22年12月15日の記事)→授業のあり方について
 「ことば」、これは私たちがコミュニケーションをとるためには欠かすことのできないものです。ですから、授業でも対話を大切にした授業展開を心がけています。トークと、ジョークと、チョークの授業は、むかしの話。今は、1時間のうちに教員が5分もしゃべることなく終わることもあります。もとめられる教員の役割は、「つなぐこと」。難しい言い方をすれば「ファシリテーター」というところです。
 ここ数年でいわれる「協同的な学び外部リンク」が進められる中で、班学習なども急速に盛り込まれるようになりました。「学び合い」というような言葉も浸透してきました。ただ、学び合いをはじめとした班学習などは「目的」ではなく、対話的な学習を進める「手段」ですから、やれば、即コミュニケーション能力が上がるわけではありませんし、協同的な学びの目的を達成しているということもできません。
 
23年7月11日の記事)→評価、主体的に学習に取り組む態度について
 テストはイベントごとと同じで、終わったらそこでおしまいというような生徒は少なくありません。少なくないと感じるのは、生徒の言葉や振る舞いからそのように感じています。テストは大切です。ただし、その大切の「意味」を間違えている人が少なくはありません。
 「良い成績をとるために大切」なのか…たしかにテストは成績(ここでは評価評定という意味での「成績」)に影響がないかといえば、そうではありません。しかし、テストが全てかといえば、これも大きな間違いです。昔は、「授業中の姿勢や態度が良くなくとも、テストで点数が取れればそれなりの評価がついた」ことも事例としてあったかもしれません。けれど、今は、観点ごとの総合的な評価で評定(成績)を出します。言い換えると、「テストの点数が満点であっても授業中の取り組みに課題があれば、評定で5(5段階中の5)とならないことはある。」ということです。
 この「授業中の取り組み」というのはいわゆる「忘れものをしない」とか「挙手の回数」ということではありません。もちろん「提出物の出した、出さない」でもありません。「提出物を出す、出さない」を関心、意欲、態度と評価していた時代もあったかもしれませんが、今、評価するのは、提出物の「内容」です。記述された内容で生徒の調整力をはかるのです。
 現行の評価の観点でいうところの「主体的に学習に取り組む態度」で中心にみとることになりますが、端的にいうと「思考・判断・表現」と「知識・技能」の力を育むために行った「自己調整力」を指します。具体的に言うと、「今、自分にはこの力が必要だ」ということを気づくために、または、その力をつけることを実現するためにどのような取り組みをしたのか、ということになります。そのようなことから考えてみるならば、授業の中で学んだことから重要な点を見出していくことや、ある事象について学んだ個別の知識を結びつけて、根拠を持ちながら、自身の考えもふまえつつ、説明するというようなことが求められることになります。
 その実現のためにどのような学習調整をするのか、人によっては事前の音読かもしれないし、事前の意味調べかもしれませんが、いずれにしても、継続した学習に向かう姿勢が問われることになります。
 テストを終えて結果がでました。ある問いで間違えてしまったとします。その間違えてしまった部分を自ら理解し直すための取り組みが、大切なこととなるのです。家庭から面談などで「テストで9割を超えているのに5じゃない」というような話題がでることがありますが、これまでずいぶん長い間、ある種のテストの点数がすべてというようなことを言われてきた時代に評価を受けている世代の方には、感覚的にしっくりこないことがあるかもしれません。
 いろいろ書きましたが、要は大事なことは、「継続した学びであること」です。テストは、学びの経過点です。ポイントを振り返るためのチェックポイントですから、その結果を自身で分析し、自身の成長のために調整する姿勢が不可欠です。良い点数をとると嬉しいし、点数が良くないと「…」となりますね。一喜一憂しておしまいではなく、冷静に分析する時間を大切にしてほしいと思います。
 
23年10月5日の記事)→主体的に学習に取り組む態度について
 授業で、こんなことがありました。
 3年生の社会の授業、分野は公民を学習しています。授業の中で学習の内容に沿った、時事的な話題にふれました。「ある自治体の首長と議会の関係性と、そのやりとりの是非」が全国で注目されているという話題を取り上げて、私は「自身の視聴者(教員としてではなく)としての評価」を話したのです。これは、ある自治体に若手の市長が就任し、議会での議員の振る舞いに対して正すべきと意見をいったことがきっかけで議会とのあいだに不和が生じ、様々なメディアで取り上げられているものです。生徒の中には知っている人も数人いましたが、話題としてまったく知らない人のほうが圧倒的に多くありました。
 自身は、話題になってから関心をもちましたので、以降日常的に議会や委員会の質疑、答弁の様子を見ていました(最近は、市民への情報公開の観点、見える化の観点ですべての本会議、委員会の様子を動画で公開しているし、首長の定例記者会見なども公開されています)。それをふまえて、自身の率直な評価を話したわけです。
 すると、翌日の授業前にある生徒が一連の出来事について調べ、動画を見たということで、感じたことと自身の評価を伝えてくれたのです。生徒の評価は私が伝えた見方、評価と方向性は同じであるものの、少し異なった部分もありましたので、理由を問うと、これこれこのような場面を見て、このように感じたと話をしてくれました。
 もちろん、公開されている本会議、委員会のすべての動画を見ることは難しいですから、その生徒は「一連の話題をとりあげたニュース」を観たそうです。ニュースですので公正かつ客観的に取り上げられている前提ですが、あふれる情報の中には、恣意的にまとめられたものもあります。数ある情報の中から自分の考え方(ここでは、この出来事への評価)の根拠となる情報を適切に探し出す力を伸ばすにはとてもよいきっかけとなると感じました。自分は、この中でさらに自分の考えの根拠を伝えましたので、そこから、発展的に学ぶことができたとすれば素晴らしいことだと思いました。
 面談では、「主体的に学習に取り組む態度」についての質問なども出たようですが、これこそが、主体的な学びの一例と言えるのではないかと思います。
 
23年12月19日の記事)→授業の一例(社会科)
 先日、3年生の社会の授業でこんな課題を出しました。
 次の「状況」を踏まえ、課題解決に取り組む活動です。班で取り組みました。
状況】過疎化の進む地域で、乗客の減少により大幅な赤字を抱えた鉄道会社が、路線を廃線することを決定、発表した。
課題1】路線を廃止することで、起こる問題点を具体的にあげて、その具体的な解決策を考える。なお、廃線後なるべく早く実施すべき解決策(短期的課題の観点から)。
課題2】路線の廃止とはかかわりなく、過疎化の進む地域で改善を目指さなければならない問題点と、その具体的な解決策を考える。なお、過疎化の進む地域で、その問題を根本的に改善するような解決策(中・長期的課題の観点から)。
 これらの課題に対して、自治体の首長になったつもりで、課題解決の方法を探る、そんな時間です。
 2年生の地理的分野で、「過疎化」については学んでいます。しかし、その知識だけでは答えは出すことができません。様々な知識や情報、想像力を働かせて協働して答えを探る活動です。多くの人は、このような過疎化などの状況におかれた地域に済んだ経験がないので、イメージがわかないでしょう。けれど、少し意識して考えてみると、いたるところにヒントがあります。少し前に、ここにも書いたある自治体の首長と議会の問題について調べていた人がいる班では、そこでの定例記者会見で首長が話した話題が課題解決のヒントとなっていました。
 今、私達が国際社会の中で「共存」していくために、一番大切なことは「想像力」だと思います。これは、自分の考えなので、正解かはわかりませんが。紛争が起こっている国のことや、食糧不足の国のこと、そんなことを考えてみても、自分たちの身近な問題ではないため、やはり他人ごとになってしまいます。それは、仕方のないことですが、やはり、「知らない国や場所で起こっていること」ではだめなのであるとすれば、想像力で自分たちの活動、姿勢を補っていくしかないのではないでしょうか。
 そして、遠い国の話でなく、自分の住む国のなかで起こっている問題ならばなおさら、関心をもつことが求められるのではないかと思いますが、その関心を持つことの第一歩が「想像すること」だと言えます。
 上にあげた課題の正解は、じつはたくさんあります。厳密に言えば、自治体の大きさや予算の規模、廃線される路線の営業距離、地形、人口密度、年齢構成などさまざまな条件により、変わる部分はありますが、あらかじめ、〇〇ならばこう、△△ならばこう、と条件を決めてしまうことで、より具体的な解決方法を検討することもできます。地域の行政は首長を中心とした執行部が担いますが、地方分権、地方自治の主体は「住民」です。ですから、結局は、このようなことを考えていく姿勢は、自分の住む地域のことを考えていくことにつながるのだと考えています。
 ちなみに、私の出身地の最寄りの路線は、単線で非電化の地方交通線ですが、市街地を結ぶ路線でもあり、通勤通学に利用する人もそれなりにいるので廃線がいわれ続けていますが、現在も残っています。もっとも路線に並行して国道もあり路線バスも走っているので、仮に廃線になったとしても住民の生活に致命的な影響がでることはないかもしれません。しかし、北海道などの地方交通線となれば話は別です。一番近い病院は30キロ先の隣町、なんていうことはざらにあり、冬場ともなれば移動も簡単にできなくなります。そんな、我が国が抱えている過疎化や高齢化の問題へ向き合うことは避けては通れない問題です。そしてそんな課題を解決するのは、柔軟で常識にしばられないアイデアなのであることはまぎれもないことだと思います。
 私は、大学である教授が話していたことが耳に残っています。「君たちは、なぜ、義務教育を終えたのに、高校へ、そして大学へ進んだのか。まさか、それは自分のためではないだろうね。君たちが、ここで学び、研究する理由、それは、そのことを、その知識を必要としている、ここで学ぶことのできない他の人のため、他の国のために使うためなのだ」ということば。そして、その先生は、このように続けました。「我が国も、世界も若い君たちの想像力と、行動力、そしてアイデアを必要としている。そして奇抜で意外なアイデアは、ここで学んだことを根拠とすることで、単なる若者の戯言ではなく、社会を動かす、強力な原動力となる。」と。当時、大学には90分の講義の間淡々と、しゃべり通す先生が多かった中で、熱くそんなことを学生に伝えていた先生の言葉が耳に残っています。学生の中には、そんなことを熱く話す教授を笑う様子もありましたが、自分の中には、すごく強く残っている言葉です。
 今は、自分たちの生活を守っていくことに精一杯な社会であるように思いますが、まわりのことに目を向ける余裕がもう少しできると良いのではないかとも思います。
 授業でそんなことを考えるきっかけをつくるのは簡単ではありません。試行錯誤です。けれど、人はいろいろなことを「自分ごと」として考えることができるようになれば、可能性は無限に広がります。
 

●体育祭練習も始まり、慌ただしい日々が。24年5月4日7時33分更新)

 久しぶりの更新。最近毎回そんな始まりな気もしますが、つぶやくことがないのではなく、つぶやいている暇がないというか。
 もちろんそれは生徒の皆さんも同じことかもしれません。新年度が始まり、さまざまな行事が続いていましたが、いよいよ体育祭練習も始まっています。体育祭練習の様子は、【こちら】にほんの少しではあるものの、紹介しているところです。これは、なるべくその日のうちの、その日の様子はお伝えしたいと気持ちはありますので、期待せずになんとなくのぞいていただけると嬉しいです。体育祭の様子についてはそちらの記事でふれるので、ここでは割愛しますが、ほぼ1週間体育祭練習ということにはしばしば驚かれます。市総体と同じように、川崎の独特な文化なような気もしますが、これにも意味があります。説明するよりも体育祭当日の子どもたちの様子をみていただけると、ご理解いただけるかと。
 さて、2日(木曜日)の日は教育課程説明会などに出席をいただきありがとうございました。コロナ禍も終わり、保護者の方が気楽に学校へ来られるようになったことは良いことだと思います。当日は、700ほど用意した椅子も多くが埋まり、そんなことを実感したところ。いつもは、450席を用意していたところですが、何となく不安に思い、思い切って、700席を準備。準備にあたってくれたのは、3年1組と2組のみなさんです。大変だったと思いますが、良かったです。
 
 教育課程説明会でお話をしましたが、評価については、とくに新入生の保護者の方にとっては、わかりにくいことがたくさんあったかもしれません。
 資料を読んでもよくわからない、そんな声が聞こえてきそう。しかし、確実に言えることは、「私達の時代の評価方法」とは大きく変わっていること。「私達」というのは、まさに保護者の皆様の世代と読み替えていただいて良いかと思います。当然、授業のあり方も大きく変容していますし、読み取ることだって変わっています。当時、多くの授業は、黒板の方を向いて授業を受けて、板書を写す。一方通行の授業が多かったですよね。中には、挙手をした回数が評価につながったり、提出物の提出の「有無」が評価につながったり…。それから、「忘れ物の減点」などが「やる気、姿勢の評価」につながることも。それが、良いとか、悪いという話ではなくて、当時のスタイルはそんな感じでした。そんな授業を受けてきた私達の世代には、まったく新鮮なことばかりと言えるでしょう。
 とにかく今、多くの授業のあり方は変わっています。授業参観などでは、驚きの声を耳にすることも。「主体的に学習に取り組む態度」がどんなものなのか、どうやって読み取るのか、そんな疑問がたくさん聞かれます。これまで、授業のあり方や評価について、ここにもつぶやいてきました。
 そんな授業や、評価に関する記事を、すこしひろって「まとめ」ましょう。少しおまちください。長くなるので、記事を改めます。
 

【行事】●新年度が始まって。24年4月12日14時45分更新)

 久しぶりの更新になってしまいました。令和6年度がはじまり10日が過ぎています。1年生は慌ただしい時間を過ごしていますが、2、3年生も体育祭や修学旅行に向けた準備で慌ただしい年度初めになっています。今年度もいろいろと学校の様子を伝えていきたいと思います。よろしくお願いします。
 さて、今週の初めには1年生に向けた生徒会オリエンテーションが行われて、各種委員会や部活動の紹介の時間がもたれました。中学校は、小学校とはずいぶん大きく変わることが少なくありません。これから、少しずつ慣れてほしいと思います。ゴールデンウィークまでまだ、少しあります。息切れしないように。
 生徒会オリエンテーションの様子です。
1年生が、2・3年生と初めて顔を合わせる「対面式」。ここで体育祭の縦割りブロックも決まります。
1年生の前で、各部活動の部員がパフォーマンスをして部員募集。
 
 

【ちょこっと、食育。(18)】24年3月22日9時15分更新)

 昨年の大河ドラマ「どうする家康」の舞台の一つである愛知県岡崎市。家康が生まれた地ということで知られているのではないでしょうか?
 私の地元である岡崎市の給食では、「家康鍋」という料理が出たことがあります。(私が小中学生の時のことなので、今はどうかわかりませんが、、、)家康が好きだったと言われているイワシのつみれが入った八丁味噌で味付けされた鍋です。給食で出たときは正直、団子(イワシのつみれ)は苦手だなと思いながら食べていました。中学1年生に「オリジナル家康鍋」を作るという家庭科の課題が出されたときは、「うわっ」と思いました。暑い夏に熱い鍋を食べたのと、どうすればイワシのつみれを食べやすくできるのだろうと母親と一緒に考えたので、このことは今でも記憶に残っています。
 愛知県といえば、味噌煮込みうどんやきしめん、ひつまぶしなどが有名です。それだけでなく、いがまんじゅうや、鬼まんじゅう、五平餅などさまざまな料理があります。ぜひ愛知県に来た際には、「食」を楽しんでいただきたいと思います。(板垣 杏海)
 

●続く行事の中で。24年3月7日16時42分更新)

 このところ、行事のことを中心に書いているので、他の話題を少し。
 これまで、ここにさまざまなことを書いてきました。ただ、これは、個人的な意見であったり、考え方であるので、そこに賛成できるかということや共感できるかということとはまったくの別問題という感じで書いてきました。しかし、ここでいろいろなことをつぶやいて良かったと感じることは、反応をいただけること。「うちはこうでしたよ」などとご家庭での経験を教えていただいたり、「そうだったんですね!」と、ここの話題をきっかけにご理解をいだだくようなことも。
 ホームページというのは、コミュニケーションツールのひとつであるというのは、強く実感するところです。学校ですので、ホームページが限界かもしれませんが、場合によっては、即反応できるようなSNSツールを活用することで、さらにコミュニケーションを深めることもできるのかもしれませんね。実際に、私立高校などではそんなSNSツールを活用している学校も多いようですし。学年主任として学年だよりを出していたときには、やはりそれがきっかけで保護者の方との会話につながりましたので、どんな手段であるにせよ、単なる連絡に終止しないということが、キーワードになりそうです。
 と、書いておいて何ですが、今日は別の視点で。
 結論、ホームページも、ほかSNSもコミュニケーションの「目的」ではなく、「手段」である、ということ。
 本校がホームページの充実を目指しているのは、「広告宣伝」のためではないです。ですから、アクセス数がどれだけ伸びようとそれほど意味のあることとは言えません。
 最近、世の中では広い世代でSNSを活用して、自分の趣味や、特技を披露することが当たり前になっています。もちろん、それを通して交流の輪が広がることもありますが、そうではなくて、一方的に投稿していくような使い道もあるようです。便利で、生活に欠かせないコミュニケーションツールの地位を確立したSNSもやはり一方通行で終わってしまうことがたくさんあります。むしろ、SNSを使うことであたかもコミュニケーションをとっているかのような錯覚に陥ってしまうことさえあるでしょう。いつか、ここにも書きましたが、ホームページや、SNSの類はあくまでも手段のひとつ。最後は、人と人との対話だということです。ただ単に手段でしかないということをしっかりと胸に置きながら活用していきたいと思います。
 さて、そんなコミュニケーションツール、学校の話題のきっかけづくりにしてほしいのが、先日発行された、有馬中PTA広報誌「堂山」です。さまざまな、取材と、綿密にねられた記事構成によりたくさんの「きっかけ」を提供していただきました。なかなか知られていない、学校と地域の繋がり、そして行事などの裏側も知ることができて、ご家庭での話題作りのきっかけにしていただけるとうれしいです。
 

【行事】●三年生を送る会(三送会)24年3月6日14時3分更新)

 昨日(5日)三年生を送る会(三送会)を行いました。有馬中での三送会は、いわゆる「生徒たちの卒業式」的な位置づけです。本校は、卒業式に在校生が参加できませんので。それぞれの学年が思い思いの感謝の伝え方を考えて準備してきました。とてもあたたかい雰囲気で進んでいきました。
 また、今日は、卒業式予行練習です。本来は3年生のみでおこなっていましたが、今年は、2年生が保護者席に座り参加しました。お互いにとってとてもよい刺激になったのではないかと思います。
 三送会の様子です。
3年生の入場、あたたかい拍手で。
学年の企画。
 

【行事】●年度末の行事を。24年3月4日13時35分更新)

 先週金曜日(1日)には生徒総会を、今日は、3年生が球技大会を行いました。いよいよ、年度末だな、と感じます。
生徒総会の様子
3年生球技大会、バスケットボール、バレーボール、ドッヂボールなど
 

【行事】●(2年)職場体験の様子24年2月27日19時42分更新)

 先週の22日(木曜日)に2年生が職場体験学習を行いました。3年生の卒業遠足の記事と前後してしまいましたが、少し紹介します。コロナ禍でしばらく職場体験をできない時期が続いていましたが、ようやく多くの事業所で受け入れを再開していただき、学習活動を行うことができるようになりました。ご協力を頂いた、約70弱の事業所の皆様方にはお忙しい中で丁寧に対応していただき、大変お世話になりました。以前は、3日間程度の職場体験を行うことが多かったのですが、今は時代の流れもあり半日から1日程度。ずいぶん、職場体験学習もさまがわりしました。しかし、短い時間であっても中学生にとって、「社会勉強」ができる貴重な機会であるのは間違いありません。これまで、この場でも、職業感や働くことについて話題にしてきました。「すみません」や「忘れました」で済ますことのできない世界を経験したり、話を聞くことはとても大切なことですね。
 

【行事】●(3年)卒業遠足の様子*上から最新記事

(24年2月27日8時18分最後の更新)
 卒業遠足は楽しめたのではないでしょうか。今回の場所に行く大きなメリット。それは、クラスで過ごす時間があることです。卒業遠足にディズニーなどへ行く学校も多くありますが、現地では友人同士の限られたメンバーでの行動になることが多いため、卒業遠足としての意味合いは少し薄れてしまうように思います。もちろん、生徒の皆さんと、私達では考え方やポイントにおくところが異なるのでいろいろな意見はあるのですが、とにかく、今回で言えばカレー作りなどを通してクラスで共有できる時間をとることができたのは、嬉しいことです。残りの時間も大切にしていきたいです。
 
(15時40分)
 さきほど、出発しました。たくさん遊んでいました。乗り物もたくさんのって、スイーツなどもたくさん楽しんでいました。渋滞などがなければ1時間半ほどで戻ります。
 
(14時4分)
 プレイランドで楽しんでいます。学校生活にはない友達との時間。とても楽しそうです。
 
(12時38分)
 食事を終えて、片付け中。これから、散策、遊園地などを楽しみます。担任は、全班分のカレーを食べ比べ。ひとクラス「5班」。カレー5杯はなかなかハードです。
 
(11時48分)
 ほぼほぼ、完成。食べ始めています。
班のカレーを担任、実食。
 
(11時21分)
 肉を炒めて、野菜を炒めて、本格的に。班によってさまざまな隠し味を用意してきています。ローリエを入れたり、香辛料も工夫をしている様子。隠し味に柚子胡椒はおすすめだとか。どんなカレーができるか楽しみです。
きゅうりを切るM教諭
絶妙な火加減で
サラダも作ります。
これからルーを。
 
(10時36分)
 カレー作りに奮闘中。
 
(10時4分)
 ごはんと、カレーを作ります。係の方の説明中。「火起こし、料理を作る、食べる、片付ける」をやります。ご飯は飯盒でつくります。
 
(9時55分)
 無事に到着しました。記念写真を撮って、野外炊さん場所へ移動します。こちらは、風もおさまって、ぽかぽか陽気です。いい感じの雰囲気です。これからカレーを作ります。クラスごとに「カレー選手権」を。チャンピオンを決定。判定は、担任です。ごほうびも。
到着しました。バスから降ります。逆光。しかし天気が良いことは伝わるかと。
歩いて移動。上り坂を。
移動の様子、その2
移動の様子、その3
集合写真もしっかり撮ります。
 
(9時5分)
 渋滞もどうにか抜けて、高速を降りました。快晴ですが、風が強い。雨よりは、いいですが。定刻に着けそうです。
 
(8時43分)
 やや渋滞気味でした。少し走り始めましたが、到着が遅れる予感。到着後は、みんなでカレーを作ります。
車内は、元気です。
 
(8時6分)
 今、学校を出発しました。バスの中は、元気いっぱいです。
 
(24年2月26日6時51分)
 おはようございます。いよいよ卒業遠足。晴れてよかったです。しかし、寒い…。これは仕方ないのでしょうが、行くところは、ほぼ山ですから…。暖かくして集合。
 
(24年2月22日11時52分)
 【告知】3年生卒業遠足の様子は、このページに掲載予定です。しばらくおまちください。
 

【行事】●3年百人一首大会を開催24年2月22日11時43分更新)

 今日は、3年生百人一首大会。寒い体育館ですが、とっても盛り上がっています。おととい、そして昨日は卒業式練習を行いました。式典練習が始まると、いよいよ卒業は目前。百人一首大会の様子を。
 

【行事】●3年卒業期特別時間割が始まりました。24年2月19日12時59分更新)

 私立高校、そして公立高校入試も一段落。今日から、3年生は卒業期の特別時間割が始まりました。教科の学習はすべて終えています。ここからは、卒業式の練習や合唱の練習、そしてクラスの時間。カウントダウンが始まっています。卒業式は、3月12日です。
 
合唱練習の様子。
1日1日を大切に。
 

【行事】●ハーモニー級、卒業と進級を祝う会24年2月19日12時23分更新)

 2月19日(月曜日)の1校時にハーモニー級による「卒業と進級を祝う会」が行われました。
 卒業と進級を祝う会は、有馬中学校ハーモニー級恒例の行事です。保護者の方もお招きして全員で取り組みます。今日の会では、多くの保護者の方が見守る中で、ハンドベルの発表、思い出ビデオの放映、ダンスの発表、そして一人一人による1年の振り返りと来年度の抱負などが語られていました。皆さんの1年間の大きな成長が感じられた1時間でした。その様子を少し、紹介しましょう。
ハンドベルの合奏
1年間の行事を振り返る、思い出ビデオ
ダンスを披露
1年生の一人一人話します。1年の振り返りと、次年度の抱負。
2年生。
最後は、3年生がしっかりとしめてくれました。
 
 卒業、そして進級まで残りの時間はわずか。大切に、そして充実した時間になりますように。
 

●昨日、新入生標準服採寸等24年2月4日21時6分更新)

 昨日(3日土曜日)の午前中に、来年度の新入生向けの標準服採寸等が行われました。朝からたくさんのみなさんが来校されています。中学校は標準服(いわゆる制服)があります。小学校とは違います。保護者のみなさんにとっては「ああ、あんなにちっちゃかったのに、もう中学生か」と感慨深い気持ちになる季節です。小学校生活ものこり2ヶ月です。4月にお会いしましょう。
 さて、1年生は自然教室中。その様子もホームページで更新しています。しかし、現地にいないと、なんとなく臨場感というか、雰囲気の伝わる記事を書くことが、難しいと思います。今日は、午後晴れたようですが、明日からまた雪かな。充実した時間を過ごしてくれると良いです。
 

●2024年、もう、ひと月が終わります。24年1月26日12時49分更新)

 新年が明けたと思ったら、もう、ひと月が終わろうとしています。2023年度もあと、ふた月と少し。
 更新に少し間があいてしまいました。
 先週、18日(木曜日)に有馬中学校を会場にして、学区3小学校の先生方と合同の小中連携教育研修を行いました。各校とも校長先生をはじめとしたほとんどの先生方が来校されました。有馬中学校で当日の6校時を公開授業として、それぞれ自由に授業参観を行いました。参観後は、小中9年間を見通した連携を行うための意見交換を行いました。小学校(中学校)の先生方が感じている課題や成果、それに、各教科の連携のついても話し合いました。とても有意義な時間となりました。本校は、コロナ禍になりできなくなりましたが、県立川崎北高校との中高連携も積極的に行っていました。それぞれのステージでは子どもたちの成長段階に応じた課題もありますが、相互に理解を深めていくことが大切なのだと感じています。
 

●授業再開。そして、改めて感じたこと。24年1月9日18時42分更新)

 今日から、授業が再開しました。4時間授業。みなさん正月ボケもなく真剣にとりくんでいる様子でした。個人的には、学活と清掃の3時間くらいでも良かったかも、と感じたのは内緒。しっかり、教科の4時間授業でしたから、「疲れたぁ~」っていう声が帰りの下駄箱で聞こえてきました。リハビリ期間は必要かも?
 さて、この新年は、能登半島での地震や航空機の事故など、とても大きな出来事が多く、新年を祝う雰囲気もあまりない感じとなりました。地震については、時間が経つにつれて被害の大きさが明らかになっていますが、とにかく人ごとではありません。自分は東日本大震災については、担任をしていたクラスの授業中に経験しました。その後は、長い間学校も計画停電などの影響を受けたのを覚えています。部活動もできなくなりました。午前授業も続きました。東北地方で罹災された方々とは比べ物にならないほど「小さな」影響だったかもしれませんが、それでも、私達もそれまでに経験しなかったような我慢をすることが必要だったり、とにかく生活は一変したように覚えています。
 阪神淡路大震災では、親戚が被災しました。命は助かりましたが、自宅も職場も全壊。長いこと避難生活が続いていたと記憶しています。どちらも、今の中学生はほとんど知らないと思いますが、本校の3年生は防災を勉強してきて、修学旅行では淡路島などを訪れているので、同じように他人事ではなく、日々のニュースを目にしていると信じたいです。そう、信じたい。
 
 今日のタイトル「改めて感じたこと」。これについては、そう、今回の震災のニュースを見て感じたことです。
 じつは、以前、ある保護者の方と話をした際に、こんな質問をされました。それについて、自分は、近いうちにここに書こうと考えていたのでちょうど良いかと思い、つぶやきます。
 「先生は、先生の役割って何だと思いますか。」
 私は、「様々な世代の知識と経験をつなぐこと」が私達学校の教員の役割だと思っています。20代の先生、30代、そして40代、中には60代になり再任用で勤務する先生など様々な世代が入り交じる学校現場です。そこで、様々な環境で生きてきた、それぞれの経験や考え方を伝えることが私達の役割ではないでしょうか。伝えるだけではなく、また、今の中学生世代の考えなどを汲み取っていくことも大切ですから、まあ、ひと言でいえば相互理解を深める、そんな感じでしょうか。ですから、私は授業などで、自分の経験は成功体験も失敗体験も積極的に話をします。ときに、生徒は、これを雑談と感じるかもしれませんが、雑談を通して、さまざまなことを伝える努力をします。例えば、スマートフォンが主流となった今ですが、一昔前は「パカパカ」といわれるような折りたたみ式だったり、棒アンテナがついていたり。それに、「ピッチ(PHS)」があり、その前は「ポケベル」が連絡手段であったこと。授業でそんな話をしたら、さっそく、家庭で話題にしてお母さんが保管していた「ポケベル」を見せてもらったという生徒もいました。それに、1990年代から2000年初頭、当時中高生の間では、「プリントシール機(撮影したインスタント写真をシールに印刷するアミューズメント機械)」が大流行し、当時その機械でできる装飾等は限られているもののお小遣いやバイト代のほとんどをこれにつぎ込む人が続出。その写真シールの交換と、写真シールを貼り付けたいわゆる「プリ帳」…そんなものが流行っていたことを伝えましたが、シール交換がまるで挨拶のようなコミュニケーションツールになっていたことを聞いた生徒は信じられないようでした。そんな話を聞くと、今のゲームセンターにあるプリントシール機の性能の違いに驚くことでしょうが、その進化を知るためには、原点を知ることは欠かせないことです。
 いつか、ここで書いた、ある歌手の楽曲の印象、受け止め方の違い。それが、まさに、世代間ギャップの良い例でしょう。「初恋」のはがゆさを美しい日本語でえがいたその歌詞は、自分にとってはまさに自身の経験そのもののように思えるほど共感できるものでしたが、それの曲を聞いたある世代の若者は、まったく別の受け止めをするわけです。
 3年生の授業の合間にある生徒が、「先生にとって、◯◯といえばどんな曲だと思いますか(おすすめはなんですか)」と聞いてくれたので、自分は答えました。後日それを聴いた生徒が、「とっても良かった」と共感を示すと同時に、「〇〇を聞いてみてください」とある曲をすすめてくれました。その曲を聞いてみたことはなかったし、おそらく、そのような機会がなければ自分からは聴こうとすることはなかったであろうその曲は、思いの外好きでした。
 お互いの経験や、過ごしてきた文化の共有こそが、今求められていることであり、そしてそれができるのは、学校現場にいる自分たちなのではないかと思っています。
 さて、これのいったい何が「震災のニュースをみて感じたこと」なのか、このままでは謎ですね。もう少し、続けますが、よろしければお付き合いください。
 地震が発生し、程なくして津波警報が発令されました。そして一部の地域では、大津波警報が発令されています。その時にあるアナウンサーが、「テレビなど見ていないですぐに避難してください!」と叱るような口調で、絶叫ともとれるような口調で速やかな避難を促しました。そして、この様子はSNSで取り上げられて様々な賛否を呼びました。そこには、「どんな状況下でも落ち着いて伝えなければならないはずのアナウンサーが、興奮し、取り乱していて見苦しい」というような意見や苦情が多く寄せられました。でも、これに対して、東日本大震災での津波被害や報道のあり方から学んだ、もっとも最善の方法であろうことを認識している人からは、その批判を上回る賞賛の声が寄せられました。これを見たときに、自分は感じたわけです。経験をした人間が、経験をしていない人たちにその教訓を伝えていくことの大切さです。今の中高生はもう東日本大震災の記憶はほとんどない世代と言えます。「教科書にある」、「歴史的な出来事」になっているわけです。当然、授業では習いますが、経験したことを伝えることの意義をふと実感した出来事でした。
 長くなりました。ある人が、こんなことを言っています。「無関心こそ最大の罪」…実際、私たちにできることは限られますね。募金だって、何百万も何千万円もできるわけではありませんし、現地でのボランティアも難しい。けれど、他人ごとではなく、自分ごととして関心を持つだけで、なにかその先につながるきっかけになるんじゃないかと、そんなことを考えています。
 最後になりますが、このたび、被害を受けられた皆さまに対しまして、心よりお見舞い申しあげます。また、皆さまの安全と一日も早い復興を心よりお祈り申し上げます。
 

●明日から、授業再開。24年1月8日18時3分更新)

 本日は、成人の日。新成人の皆様、たいへんおめでとうございます。それぞれの皆さまにとり、今後の時間が、素敵な人生となりますように。
 さて、明日から授業再開です。いわゆる三学期。また明日からがんばりましょう。
 

●本年も、よろしくお願いいたします24年1月1日16時30分更新)

 新しい一年が始まりました。本年もどうぞよろしくお願い申し上げます。
 

●年の瀬、差し迫り。23年12月30日20時51分更新)

 みそか。皆様、2023年もお世話になりました。あと、1日でおしまいです。
 今年は、5月以降、学校ではおよそ4年ぶりに通常運転。
 正直、少し、疲れました。生徒の、みなさんも、それから職員も…。コロナ前のいろいろなことを思い出しながら取り組んできましたが、こんなに大変だったかな…、と。でも、活気がある学校はやはりいいです。23年度はまだ終わりませんが、ひとまず一年間を振り返り、良い終わり方をしたいものです。
 みなさま、良いお年をお過ごしください。
 2023年の更新は、ひとまずここまで。
 

【お知らせ】「管理者のつぶやき」は新ページへ移行します(23年12月30日16時14分更新)

 さまざまなことをつぶやいている、「管理者のつぶやき」のページですが、いつもご覧いただきありがとうございます。
 行事などに併せて写真掲載も多く、容量的に更新時にさまざまな不都合が生じてきましたので、新しくページをつくりました。今後はこの(今ご覧のページ)ページを更新していきますので、引き続きよろしくお願いします。なお、旧ページへは、【こちら】または、タイトルしたリンクから。(管理者)