ロウバイ 別名:ナンキンウメ、カラウメ

ロウバイ科

撮影 2002.2.5 高津区溝口 3−16−1 付近で

解説

 花の少ない1月〜2月、そして葉がみな落ちてしまって丸裸の木に、うす黄色で、中の方がこの写真のようにうす紅色のようなこの花は、とても心を慰めてくれます。なんだかホッとした感じになり、一瞬寒さも忘れてしまいます。資料によるととても良い香りがするのだそうですが、花が咲いてだいぶ時間がたち、そろそろ終わりに近かったせいか、あまりよい匂いがしなかったのは残念で仕方がありません。
 木の高さは、およそ3メートル、花はみな下向きに咲いていました。そこで右下の写真のように、カメラを下から上に向けて撮りました。花びらは(正式には花被といい、カヒと読みます)たくさんあり、一番内側のうす紅色の花被、その外側に黄色で大きめの花被、一番外側にも小さな花被がたくさんあります。雄しべは5〜6個、雌しべは多数で、壺のようになったところの上についています(右下の写真参照)。
 中国が原産で、日本には、江戸時代の初め頃に伝えられ、今ではこのように庭木として栽培がさかんです。なかなかいいものですね。

   

撮影 2002.2.5 高津区溝口 3−16−1 付近で