4月

4月、4年生としての学校生活が始まってすぐに学年集会を行いました。この1年間、どんなふうに過ごしてほしいかを話しました。少し長い時間だったのですが、子どもたちは話している人の方をしっかりと見てよい聞き方をしようと意識することができていました。最後にみんなでちょっとしたゲームも楽しみました。ゲームの中で、お互いを思いやるやさしさがたくさん見られました。よいスタートを切ることができたなと思います。

 

5月

理科の学習では、あたたかさと生き物の関係を、一年間を通して観察し、探っていきます。写真は、ヘチマやヒョウタンを観察しているところです。10cm~20cmほどの小さな苗が、1週間後には少しつるがのび、葉が大きくなっていました。夏に近づくにつれて暑くなり、秋、冬、と季節(あたたかさ)が変わっていくと、動物や植物にどのような変化があるのでしょうか。「きっと、次の観察ではこうなると思うよ!」と、先のことを予想しながら関心をもって取り組んでいけるといいなと思います。

 

6月

 6月10日、4年生の各クラスでCAP(子どもへの暴力防止)講習会を行いました。暴力は人の心や体を傷つけるものということ、『生きていくために必要なもの=権利』といい、自分たちにはいろいろな権利があることを学びました。子どもたちにも分かりやすく、『安心』『自信』『自由』の権利が特に大切だと教えてもらいました。一人一人がこの大切な権利をもっています。自分の権利を守ること、権利が奪われそうになったら、「いやだ」と言ったり、その場から逃げたり、誰かに話して助けてもらったりすることが大切だと学びました。そして、友達の権利を一緒に守る力があることも学びました。今回の講習会で学んだことを今後の生活に生かしていってほしいです。

7月

 7月は、特別な学習がいくつかありました。水泳の学習が3年ぶりにできたり、社会科で出前ごみスクールがあったり、音楽でお筝の体験をしたりしました。

 出前ごみスクールでは、宮前生活環境事業所の職員の方から、家庭から出たごみが収集されて処理センターへ行く工程や、ごみの分別について分かりやすく教えていただきました。川崎市に2台しかない、教育用のスケルトン車(ごみ収集車)でごみの投入体験や助手席に座る体験もさせていただきました。

 お筝体験では、外部講師の方々をお招きし、目の前で演奏を聴かせていただいたり、爪をつけてお箏の演奏をしたりしました。子どもたちからは、「難しいな…」という声も聞こえてきましたが、真剣に練習に取り組んでいました。授業後には、練習した曲を口ずさむ姿や、「楽しかった!」と笑顔で教室に戻る姿が見られました。どれも、子どもたちにとって心に残る貴重な体験になりました。

 

9月

 9月29日、総合の学習の一環として、オンラインで介助犬講習会を行いました。PR犬(介助犬のことを知ってもらうための活動をしている犬)が、落としてしまった物を拾ったり、冷蔵庫の中にある飲み物を取ってきたり、靴や靴下を脱ぐ手伝いをしたりするところを見せていただきました。人と一緒にいることが大好きで、介助犬になることがその子の幸せにつながる犬が介助犬になれるそうです。講習会でも、ずっとしっぽを振って楽しそうにしている姿が見られました。みんなお話に熱心に耳を傾け、ワークシートにメモをたくさんとっていました。

 

10月

 後期に入り、理科では化学分野の学習が多くなってきます。私たちの生活にも身近なものである「空気」や「水」などの性質を探っていきます。その第一弾として、「とじこめた空気と水」という学習をしました。学習教材(空気でっぽうや水でっぽうとしても使える)を用いて、とじこめた空気や水をおすと、その体積が小さくなるのか調べました。楽しみながら実験し、発見したことを生き生きと伝えあっていました。今後は、いよいよ理科室を使用しての学習が始まります。安全に十分に気を付けながら、楽しんで空気や水などの性質にせまっていけたらと思います。

 

11月

 社会科「昔から今へと続くまちづくり」の学習では、川崎市民にとって身近な存在である二ヶ領用水のことについて学んでいきます。およそ400年前に作られた二ヶ領用水が、どのようにして作られたのか、川崎に住んでいた人々の生活にどのように関わっていたのか…。先日、二ヶ領用水を作ったときに用いられた道具の体験をしました。土を掘ることに使われた「くわ」、掘った土を集めることに使われた「み」、土を運ぶことに使われた「もっこ」。ほんの少しの時間の体験でしたが、昔の人々は毎日何時間も、14年間も作業をしていたこととつなげて考えていました。今回の体験を今後の学習に生かして考えていければと思います。

 

12月

 総合の学習で、パラリンピックの競技でもあるボッチャの体験活動を行いました。川崎市で活動されている団体の方々を講師にお招きしました。障がいがある人も、ない人もみんなが楽しめるように工夫されたスポーツでした。ルールは簡単だけれど、点を取るために考えた作戦を実行するのは難しく、みんなで声をかけ合い、励まし合いながら活動することができました。

 久地小学校にも、ボッチャができるグッズがあるのでそれぞれのクラスでも体験を行いながら、今後の学習につなげていきたいと思っています。

 

1月

 冬休みが明けてすぐ、学年のみんなでそろって体育館で書き初め会を行いました。「明るい心」「初日の出」「大切な命」の3つの言葉の中から、自分の新年の抱負に合う言葉を選び、一文字一文字思いを込めて丁寧に書きました。