「多様性」を知る・理解する

育ちゆく体と心

4年生は第2次性徴が現れる時期。入学する前(就学時健診)からずっと体の成長を見守り、年に数回ある発育測定に立ちあって来た養護教諭に保健学習で「体の発育」の話をしてもらっていました。一人一人の発育の違い・背の高さ・体格等も個性の一つとして自分を肯定的に捉え、自分らしさを大切にできることを願っています。

性の多様性プログラム

4・5・6年生に外部講師の先生方に「性の多様性プログラム」を実施していただきました。

こんにちでは、性のあり方は、男性か女性という2つの枠組みではなく「多様で豊かなもの」という考え方に変化しつつあります。性のあり方を表す場合にSOGIという言葉が使われますが、これはすべての人にそれぞれ性的指向と性自認があり、それは多様であるという考えに基づいたもの。性にとらわれず違いを認め合い、誰もが「自分らしくいられること」の大切さを学びました。

この子どもたちの学習に先立って、数日前に外部講師の先生をお招きして教職員も「性の多様性に関する職員研修」を実施しました。改めて一人一人の子どもたちにとって居心地のよい学校となるよう努めていこうとの思いを強くしました。

民族文化講師ふれあい事業

「リフティングみないなんだけど、うまくいかないなあ」と繰り返しチェギチャギに挑戦している子。「七五三みたい。きれいだな」とうきうきしながら韓国の民族衣装を身に着けている子。笑顔いっぱいで「はいチーズ!」。

多文化共生とは「国籍や民族など異なる人々が互いの文化的な違いを認め合い、対等な関係を築こうとしながら地域社会の構成員として共に生きていくこと」。今年も3年生が外部講師の先生方をお招きして、韓国の民族文化体験を通して文化の相互尊重と多文化共生社会を築く意識や態度を育てる機会をもつことができました。今年度の3年生の総合的な学習のテーマは「国際理解・多文化共生」です。