R6年度 活動報告
8月1日 県内臨地研修会
約140名の参加者とともに研修会を開催しました。
Aコース 三浦市 漁業中心コース
Bコース 三浦市 農業中心コース
Cコース 横須賀市 横須賀市の国際交流について
それぞれのコースに分かれ、県内の特色ある地域について学びました。
足を使って調べ、五感で感じることのできる研修の時間となりました。
写真は左からAコース:三浦市水産加工場冷凍庫 Bコース:三浦市農園 Cコース:浦賀ドック
(参加者の感想 一部抜粋)
- 【Aコース】午前中は水産工場の方々のお話を聞いたり加工現場を生で見たりして学びました。「50年後を見据えて漁業に取り組む」姿に感動しました。社会科の勉強の中で、暗い話題だけでなく、前向きで明るい話題も取り上げながら子どもたちの学びを深めていきたいと思いました。午後は、三浦市役所の方々のお話から、三浦市として取り組んできたことやこれからの展望などのお話を聞いて学びました。「ファンを増やす」所から取り組み、将来的には移住なども含めて他部署連携しながら実践されていることを知りました。「住民・企業・自治体」の連携がどのように行われているのか、改めて勉強になりました。
- 【Bコース】三浦市の澄んだ空や心地よい風を感じながら、学び多い一日を過ごすことができました。農家の方の話が一番心に残っています。農家の方の思いや眼差しが、想像していたものとは違って、クリエイティブな面に驚きました。気候変動やニーズの変化、また個人のブランド化など、様々な工夫をされていることを知りました。実際に三浦の地へ行かなければ、色々な方の生の声を聞くことができなかっただろうし、三浦の良さにも気付けなかったと思います。実際に足を運んで、神奈川県の魅力を知ることは、子どもたちに教える立場として必要なことだと感じました。
- 【Cコース】横須賀市の人々が自分たちの町の特色や歴史をよく理解し、それを活用した町づくりや観光資源の開発を進めていることを知りました。学習の中で、こんなことがあったという事実の確認だけで終わるのではなく、そこに暮らす人々の思いに目を向けた社会科の授業づくりをこれからも大切にしていきたいと思いました。充実した学びを得ることができました。
7月31日 社会科授業づくり研修会
今年度も中野島小学校で社会科授業づくり研修会を開催しました。
230名を超える参加者の皆様と、夏休み明けの単元づくりを行いました。
子どもたちにどんな力を身に付けたいのか、学習を終えてどのような姿になってほしいのかを考えながら、学習の流れを考えました。そのためにどんな資料をどのように提示してくかを考えられる学びの時間となりました。
(参加者の感想 一部抜粋)
- 【3年生コース】社会科が苦手なので参加しました。初めて3年生担任となり、授業づくりに迷うことが多かったので今日はとても学ぶことが多かったです。市の副読本や、川崎市100周年動画など、すぐに使える材料を教えていただきました。「市のうつりかわり」で3年生が身につけるべきことが分かったので、学校に帰って学年の先生と一緒に単元を作っていこうと思います。白地図、年表の活用の仕方、まとめとふりかえりの違いなど、疑問に思っていたことを教えていただき感謝しています。
- 【6年生コース感想】本日、研修を受けて単元を見通した教材研究、資料提示が大事であることを改めて感じました。導入を考える際も、単元の最後の子どもたちの姿を学習指導要領からイメージすることで、考えさせたいポイントが明確になり、わかりやすかったです。指導要領の言葉1つの捉え方でも導入の仕方が変わると感じたので、夏休み後も学年で情報を共有して教材研究を進めていきたいです。
6月5日(北部)、12日(南部) 第1回教育課程研究会
今年度1回目の授業研究会です。
2校合わせて約350名の参加者とともに、授業について語り合いました。
【北部】
菅生小にて、4年飲料水単元、6年歴史第1単元が公開されました。
昨年度までの「全員参加」のキーワードの研究を生かしつつ、一人一人がより学習を自分事としてとらえて学習活動に取り組む姿が表れていました。
【南部】
御幸小にて、4年自然災害防止単元、5年食料生産単元、6年歴史第1単元が公開されました。
「自ら学び思いを深める御幸の子」をテーマにした実践から、単元の見通しや見方・考え方、一人一人が動き出す仕掛けなどが話題となりました。
5月8日 研究総会
今年度の会員数は、昨年度からさらに数を伸ばして251名となりました。
この日は、187名の会員の方々にご参加いただき、盛大に今年度のスタートを切りました。
総会後の研修では、筑波大学附属小学校より鈴木先生を講師に招き、「資質・能力の育成に向けた学習活動の充実」というテーマでご講演いただきました。
教室の内外かかわらず、社会的事象に対して能動的に関わっていこうとする子どもたちの姿。それをめざす上で、「問い」と「対話」の重要性を教えていただきました。
また、具体的な指導の場面を通して、「個別最適な学び」と「協働的な学び」の一体的な充実についても学ぶことができました。
参加者一同で、改めて授業研究を能動的に進めていこうという気持ちを強く抱きました。