12月6日 研究推進校報告会 菅生小学校

菅生小学校にて、2年間の研究の報告が行われました。

3年は「地域の生産」、4年は「国際交流都市横浜」、5年「国土と森林」6年「条約改正、近代化」の授業が4学年✕2クラスで公開されました。

「全員参加」を大きなテーマとして、日常的な手立て、教材化、学習活動にスポットライトを当てて、指導の工夫がなされていました。

また全体会では、研究副題でもある「社会とすすんで関わる子を育てる授業づくり」という演題で北先生にご講演いただきました。

「社会の関わりとは」「社会の形成者を育てる授業づくりのポイント」などをご指導いただきました。

この日は約130名の方々と研究を深めることができました。

11月15日 川崎が考える社会科授業研究会 中野島小学校

授業会場のまわりに教壇が置かれ、多くの参観者にずらりと囲まれる・・・そんな風景が恒例の授業研究会です。

この日は常任委員1名が代表として授業を公開しました。

今回は5年生の「情報を活用して発展する産業」の教材として「医療」が取り上げられました。

情報の発達が「病院での待ち時間の変化」などにも影響していることをきっかけにして、子どもたちが患者さんやそのご家族とお医者さんの双方の立場に立ち、活発に話し合う様子が見られました。

 

また、授業後には、講師の玉川大学 梅田先生から指導講評と講話をいただきました。

ご自身の経験を交えつつ、川小社が大切にしている「5つの視点」に寄り添い、教材研究や子どもの眼差し、教師側のねらいの大切さをご教授いただきました。

当日は95名の方々と研究を深めることができました。

 

11月1日 支部授業研究会

南部:古川小、中部:子母口小、北部:東菅小の3校にて支部授業研究会が行われました。

この授業研究会は、市内の様々な方々が、地域・学校・学年の特色やご自身の長所を生かし、発想豊かに授業づくりをされているので、それも大きな魅力の一つです。

中部:子母口小では、3年「地域の消防」5年「自動車工業」6年「開国~明治維新」の単元を、5名の方々に公開していただきました。

実際に「人」とかかわる工夫や、意思決定・話し合い活動の工夫など、学ぶ楽しさを子どもたちが実感していくような授業が展開されました。

この日は、3校合わせて約240名の方々と研究を深めることができました。

・子母口小 6年協議会

 

10月21・22日 社会科作品展

各区で社会科作品展が行われました。

今年度から1.5日間の作品展となりましたが、多くの方々にご来場いただきました。

ご家庭の作品だけでなく、じっくりと時間をかけて他校・他学年の作品を見て回る様子が見られました。

 

また、各会場校では、作品展明けの月曜日にも子どもたちが展示を見て学ぶ機会がとれました。

区の素晴らしい作品に大いに驚くとともに、来年度の自由研究のやる気に火がついた子も多かったようです。

・宮前区会場校 菅生小

 

【児童の感想(一部抜粋)】

  • 社会科って幅が広いと思った。特にお城についての作品がすごくて、やっぱり細かく調べるには「行ってみる」のがよいとわかった。私も実際に行ってお城に行って調べたいと思った。
  • いろいろな学校の人達の作品を見ていちばん強く思ったのは、調べる方法が多いからこそやっていくうちに疑問が多く生まれるから、やっぱりいろいろな調べ方をするのがよいと思った。みんな詳しく書いてあったから、自分もそのようにやってみたいと思った。
  • 一人一人が、同じテーマを調べていてもまとめ方や考えが違っていて、「この人にはこんなよさがある」と気づけた。アンケート、インタビューなどをして調べ、それを生活につなげるような研究もあって、おもしろかった。知らないことが多くて興味がそそられるような作品が多かった。

 

10月18日 学年別授業研究会(4・6年)

7月に続き、学年部会が主体となり、4・6年生の授業研究会が行われました。

6年部会では、藤崎小にて歴史の授業が公開されました。

明治の諸改革について見通しをもって調べていき、本時では「明治政府の人たちはどんなことを大切にして政治を行ったのか」という学習テーマについて、一人ひとりがそれまでの学びを生かして真剣に考えていました。

4年部会は、西有馬小学校にて、三浦市の産業やまちづくりの授業が公開されました。

子どもたちは前単元の箱根の学習を生かして三浦市の様子について追求し、本時では「三浦市は よさを生かしてどのようにまちを盛り上げているのか」というテーマで、グループに分かれてベン図を用いて話し合う様子がありました。

両校合わせて、約140名の方々と研究を深めることができました。

 

7月31日~8月1日 県外臨地研修会(静岡西部)

今回の常任委員研修は、令和元年度の群馬県臨地研修以来となる開催となりました。

研修テーマは「静岡県西部の産業や伝統~産業や年中行事を通して、地域社会や日本経済を支える人々~」でした。

静岡県の盛んな産業として、牧之原台地のお茶づくり、浜松市から世界に広がる自動車産業、そして焼津港のカツオ・マグロの水揚げから加工までの一連の流れなどを研修しました。

また、地域の伝統として、市民の活気に満ちた「浜松まつり」や、古くから富士山信仰ともに名勝を継承する三保松原について研修しました。

社会科と「人の営み」は切っても切り離せません。それぞれの研修地で出会った情熱あふれる人々に感謝いたします。

我々常任委員一同、今後も見聞を広げ、授業改善に取り組み続けようと決意を新たにしました。

  

・牧之原台地      ・浜松まつり会館    ・焼津港

 

7月27日 県内臨地研修会

コロナ明けの数年ぶりとなる研修会です。今回のテーマは「授業づくりに役立てよう 伝統文化を受け継ぎ、新たな価値を生み出す県央の人々」です。

恒例の常任委員による車窓案内をバス内で響かせつつ、3コースにわかれて研修しました。

1号車では①ひらつか七夕まつり、②伝統工芸「相州だるま」づくり、③伝統芸能「相模人形芝居」について学びました。

2号車では①ひらつか七夕まつり、②大山詣りと日本遺産について学びました。

3号車では①ブランド米「はるみ」、②6次産業化と地産地消の都市型畜産、③さがみロボット産業特区について学びました。

100名を超える参加者とともに、現地でたくさんの驚きと感動を共有することができました。

また、今回の研修地をどのように授業で生かすのか、単元デザインについても参加者全員で考えることができました。

 

・2号車 「ひらつか七夕まつり」と大山阿夫利神社での研修の様子

 

(参加者の感想 一部抜粋)

  • 県内の米作り、酪農、6次産業、最先端技術の取組など、あまり目を留めたことがない事例だったので、大変勉強になった。「平塚」が、今回の研修にたった1回参加しただけで、鮮やかなイメージを伴って認識できる場所となった。社会科の教材づくり、授業づくりをする上で実際に足を運んでいくことの大切さと楽しさを改めて実感できる機会となった。
  • 今回実際に現場の人から話を聞いたり、実物を見たりして、内容の深まりを感じることができた。自分で実際に体験したことや学んだことだと、子どもたちに伝えるときに熱をもって話すことができるので、授業に還元できてよいと思った。農業や工業関係は学ぶ機会が少なかったので、これからは自分から積極的に現地に行ったり資料を集めたりしようと思った。

7月26日 授業づくり研修会

普段の「社会科の授業でどうやるの?」といった悩みに対応した研修です。

今年度も200名を超える参加者がありました。

今回のメインは、数年ぶりに開設した「夏休み明けの単元づくりコーナー」です。

少人数のグループに分かれて、ねらいを確かめながら単元デザインを考えました。

 

(参加者の感想 一部抜粋)

  • (3年生コーナー)今日の研修会では、単元のデザインの仕方について、単元学習後の子どもの姿から授業を考えることや、学習問題の立て方など社会の授業づくりを一から学ぶ事ができました。今まで単元を通した授業づくりができていなかったため、今回の研修会で単元のはじめに全体の計画を立てることの大切さが分かりました。資料を効果的に使って、子どもが自ら疑問を持って問題解決していけるような授業を考えたいと思いました。
  • (6年生コーナー)「多角的に考える」の捉え方を悩んでいたが「色々な立場から考える」と捉えればよいとアドバイスをいただき、学びになりました。日本が世界とどのように関わってきたのかを知ることで、これからの日本が世界とどのように関わっていくべきなのかが見えてくるのではないかと感じました。また、今回の研修会を受け、単元のデザインの仕方や、学習問題のたて方を再確認することができました。今

 

7月25日 小教研大会

第61回川崎市小学校教育研究会研究大会の分科会として、オンラインにて社会科研究会の発表を行いました。

4年「飲料水」単元づくりをする若手教員とベテラン教員とのやり取りを、ミニドラマ形式で発表しました。

途中で地球型ビーチボールを使ったミニゲームを挟みながら、「楽しい社会科」について参加者全員で考えました。

 

(参加者の感想 一部抜粋)

  • 資料の提示の仕方一つで、子どもの意欲を高められるとわかりました。どの資料を、どのタイミングで提示するかを考えていきたいと思いました。まだ自分は一時間ずつでしか授業計画を立てられていないので、単元を通したねらい、計画を立てていきたいと思います。
  • 社会の授業の進め方がよく分かりました。今までなんとなく課題を立てて、なんとなく教科書通りに進めていることが多かったです。今回の研修を通して、子どもたちにどんなことを考えさせたいか、「こんな言葉が出てきたらいいな」「調べて分かったことや感じたことまで話してもらえたらいいな」、と授業へのイメージをもつことができました。夏休み明けに「水はどこから」の学習をするので、とても楽しみです。

 

7月12日 学年別授業研究会(3年・5年)

学年別授業研究会は、常任委員会「学年部会」でチーム提案を行う授業研究会です。

3年生は単元「事故や事件からまちを守る」が上丸子小にて公開されました。

疑問や予想を活発に飛び交わせながら、単元全体を見通し、学習計画を立てる様子が見られました。

5年生は単元「米作りのさかんな地域」が東小倉小にて公開されました。

一人一人がGIGA端末を用いて業間の学びを充実させ、根拠をもって自信たっぷりに発言する様子が見られました。

両校合わせて約130名の参加者と研究を深めることができました。

 

6月14日 第1回教育課程研究会(南部)

先週に引き続き、菅生小学校を会場に授業公開が行われました。

4年生では、単元「ごみのゆくえ」について学んだ子どもたちが、今後の未来について真剣に考え、話し合う様子がありました。

6年生では、政治学習を終え、いよいよ約70時間の歴史学習のスタートを切る様子が公開されました。

研究の視点として「全員参加」を掲げて実践がなされ、それらの手立てについて活発な協議が行われました。

 

6月7日 第1回教育課程研究会(北部)

第1回教育課程研究会(北部)が中野島小で行われました。

提案授業として、4年「わたしたちの生活を支える電気」5年「自然条件(低地)と人々のくらし」が公開されました。

どちらの学年も、選択単元において、教材の選定や教材化に大きく工夫を凝らして単元を展開していました。そうした成果の他、資料をもとにじっくりと考え話し合う姿、さらにギガ端末を有効活用する姿などが協議や指導講評で話題になりました。

中野島小の「継続と更新」のある研究を、約120名の参加者と共有することができました。

 

5月10日 令和5年度研究総会

数年ぶりに参集型の研究総会を開催することができました。

今年度の会員数は247名と、非常に多くの方々とともに研究を進められること、嬉しく思います。

総会後の研修会では、講師として文部科学省の小倉調査官をお招きし、「『個別最適な学び』と『協働的な学び』を一体化させた社会科の授業づくり」の演題でご講演いただきました。

具体的な実践例をもとに、「単元」で授業デザインを考えることや、「見方・考え方」を整理することの大切さを教えていただきました。

会員一同、明日からの授業づくりに意欲をたぎらせ、今年度の研究のスタートを切ることができました。