校長挨拶

校長(こうちょう)  伊東(いとう) 芳男(よしお) 

学校教育目標「心も強く 体も強い子」 ~ 健康でたくましい子  よく考えて行動する子  仲良く助け合う子 ~

 

 新城小学校は、活気ある商店街と落ち着いた住宅街の中にあり、古くは徳川家康が初めて江戸入りをした際に使われ、将軍が鷹狩の際に使った小杉御殿や小杉陣屋を経て多摩川の丸子の渡しに通じる中原街道が、現在もまちを貫いています。また、近くには古くから田畑を潤してきた江川の流れを生かした緑豊かな「せせらぎ遊歩道」が整備され、桜並木をはじめ四季折々季節の花が人々の目を楽しませるだけでなく、白鷺、鴨などの野鳥や鯉などの姿も見られる憩いの場所となっています。

新城の地名については、平安時代末期の文献によると稲毛本庄に対し新たに開かれた田を「新庄」と呼び、それがいつの頃からか「新城」と書かれるようになったといわれています。広大な多摩川の氾濫原を開拓し新たな農地を切り拓き、人々が暮らせる土地にしてきた歴史と先人の思いが込められた地名です。

本校は、歴史、文化、自然に恵まれた地に、先人の思いを受け継いだ地名を冠する小学校として昭和28年(1953年)に創立しました。

 新城小学校には他校に誇れる素晴らしい宝が沢山ありますが、その中の一つに詩人、作詞家として有名な「西條 八十」先生作詞の「校歌」があります。この校歌は昭和35年に誕生し子どもたちだけでなく保護者や地域の皆様にも愛唱され続けています。この校歌は、歌としての素晴らしさに加え、1番から3番全てで歌われる「こころも強く、体も強い」という歌詞がそのまま本校の教育目標に掲げられています。

 そして、一番の宝は「笑顔いっぱい、やる気いっぱい、優しさいっぱい」な新城っ子たちです。

わたしたち新城小学校は、「新城」の地名に込められた思いのように「自分のよさや可能性に気づき豊かな人生を切り拓き、持続可能な社会の創り手」の育成を目指し、子どもたちにその土台となる在り方、生き方を育むため「新城小子ども未来教育」に加え「新城小SDGs(持続可能な開発目標)教育」という新たな教育構想を掲げ、日々教育活動に取り組んでいます。

 本年度も、教職員一同力を合わせ、心をこめて子どもたちを育んでいきたいと思いますので、保護者の皆様、地域の皆様には、子どもたちのさらなる成長を願い、本校の教育活動にご理解、ご支援を賜りますようよろしくお願い申し上げます。