2025/7/11 国際科1・2年生 ミャンマーワークショップ実施

ベトナム・ミャンマー教育支援学生団体「JUNKO Association」に所属している、明治学院大学の学生さんを4名お招きし、ミャンマーに関してのワークショップを主催していただきました。

1年生は、初めてミャンマーについて学ぶ機会となりました。国の情勢、食や文化などの紹介を聞いたあと、オリジナルワークシートを用いて「ミャンマーの文化について調べてみよう」というワークショップに取り組みました。伝統衣装、舞踊、宗教、住まいなどさまざまなテーマでそれぞれが調べた内容をグループで共有し、新たな発見がたくさんありました。

2年生は、今年度2回目のワークショップになりました。ミャンマーの文化的特徴や、人々の生活の中に仏教の教が浸透しているため、日本とは異なるマナーがあることなどを学びました。2年生の生徒たちは、グループワーク「日本とミャンマーの違いを見つけよう」に取り組み、各自が感じたことをグループ内で共有しました。「日常生活で民族衣装をよく身につけている。」「スパイスを効かせた食べ物やフルーツが豊富で美味しそう!!」などミャンマーへ興味を抱くきっかけとなるよい機会となりました。

 

2025/ JICA×橘高校国際科ニュース

1.JICAエッセイコンテスト特別学校賞受賞 

国際科では、毎年夏休みに国際科1・2年生の全員がJICA国際協力中学生・高校生エッセイコンテストに応募しています。

この生徒たちが国際協力について真摯に考える取り組みが評価され、JICAより特別学校賞を頂きました。

昨年度の優秀作品集の28ページに本校の取り組みが紹介されていますのでご覧ください。

https://www.jica.go.jp/cooperation/experience/essay/2024/__icsFiles/afieldfile/2025/03/18/essay_2024.pdf

2.卒業生2名がJICA海外協力隊に合格し、2024年夏より1名がマラウイへ、もう1名がジンバブエに派遣され活躍しています。

橘高校時代にJICAエッセイコンテストに取り組んでいたことを振り返る「感謝の手紙」に彼女たちの言葉が掲載されました。

7ページと12ページをご覧ください。

https://www.jica.go.jp/cooperation/experience/essay/__icsFiles/afieldfile/2025/04/24/letter.pdf

3.JICA「世界の笑顔のために」プログラムに昨年度の3年国際科がクラスで参加し、お礼状がと子どもたちからの手紙が

ウガンダのIN NEED HOMEより届きました。昨年度、文化祭の売上金を寄付し、使わなくなったリコーダーやピアニカを集めて送りました。

手紙のやり取りや、オンラインでの交流も行い、遠いアフリカのウガンダの子どもたちと心の通う交流ができました。

感謝状と手紙はこちらからご覧ください。

ウガンダよりお礼状.pdf [ 845 KB pdfファイル]ウガンダの子どもたちからの手紙.pdf [ 1504 KB pdfファイル]

2025/6/12 2025年 第1回国際理解講演会

6月12日、第1回国際理解講演会を実施し、国際科1年生から3年生の全学年の生徒が参加しました

昨年、2024年ノーベル平和賞を受賞した日本原水爆被害者団体協議会(被団協)の事務局次長を務める

和田征子氏を講師にお迎えしました。核兵器廃絶と原爆被害者への国家補償を二つの柱に掲げて活動を

している被団協の方々の様々な取り組み、和田さんのお母様から受け継いだ貴重なお話しについて講演を

していただきました。

 

【生徒の感想の一部を紹介します】

●講師の和田さんが1歳のときに被爆された当時、お母様が24歳の若さだったということにとても驚きました

 お母様が1歳の幼子を抱えながら、他にも被爆にあった方々の手当をしていたとのお話をきき、自分が24歳で

 子育てもしながら、そんな事ができるのか。今の私にはとても想像できないほど過酷な状況だったのだろうと

 思いました。

 

●原爆について、ニュースや授業で聞いたり、調べたりしたことはあったけれど、今回、和田さんから直接お話し

 を聴き、真の原爆の恐ろしさ、被害の大きさを実感しました。それは、私の想像できる域を超えている内容で衝

 撃を受けました。現在、被爆者の方々の高齢化が進む中、私達若い世代が、原爆がもたらす恐ろしさ、残酷さを

 次の世代に伝え続けていく役目を国内外問わず担い続けていかなければならないと強く感じました。

 

●戦後多くの人々が動き出し、少しずつ世界の核に対する考え方が変わりつつあることに希望を感じました。被爆者

 が自らの経験を通して、世界に訴えるために被団協を結成し、70年間前に進み続けるこの思いを、被爆者の子孫、

 国民として、私たちが受け継いでいくべきだと考えます。兵器ではなく、言葉で伝える。インターネットが普及し

 た今だからこそ、世界中の人々と言葉を交わすことを大事にして、より身近に感じるべきだと思います。

 

【グループワークの際、生徒たちが考えた質問内容の一部を掲載させていただきます】

  

 
 

2025/6/9 姉妹都市米国ボルチモアのMorgan State Universityとの交流

川崎市の姉妹都市のひとつである米国ボルチモアにありますMorgan State Universityから、教授と学生さん達合計25名が本校を訪問し交流しました。国際科1年生による日本文化紹介、国際科3年生は課題研究で班ごとに探究している国際問題についての意見交換を行いました。また、スポーツ科3年生が校舎案内を行い、自分たちで作ったJapan Guide Bookを贈りました。アメリカの大学生との交流は日ごろ学んでいる英語を使ってコミュニケーションをする機会でもあり、異文化を超え理解しあえる喜びを実感する素晴らしい機会となりました。川崎市のHPにもニュースとして掲載されていますのでこちらのリンクからご覧ください。https://www.city.kawasaki.jp/170/page/0000177582.html

 

2025/6/6 特別国際理解講演会

6月6日(金)5・6時間目、2025年度特別国際理解講演会が行われました。

約30年前に内戦そして大虐殺という悲しい過去をもつルワンダで、20年以上も

無償で義足を提供する活動を続けているルダシングワ真美さん、ガテラさんご夫婦

にお越しいただき、ルワンダの文化や歴史、そして義足を提供する活動に懸ける想い

や今後の展望を話していただきました。

 

【生徒の感想を一部紹介します】

● 本日お聞きした「山と山は出会わないが、人と人は出会う」ということわざが印象的でした。

 たった一人との出会いも人生・世界を変えられるのだということを この講演会を通して学ぶ

ことができました。最初にハードルの高い試練がくることで「次は何でもできる!」と思えたと

いう言葉を聞き、真美さんとガテラさんの意志の強さに尊敬の念を覚えました。

 

● 講演会でお話しくださった内容は、美談でもなく、思い出すことすら苦しいようなことだと思う

 のですが、ありのままをお話しくださったことに大変感謝します。争いというのは縁遠いことでは

 なく、実際に身近に起こってしまうことだという恐ろしさを感じました。

 

● 私は日本で生活をした経験しかないので、民族という感覚があまりありません。私にとって「民族」

 は個性を表せるもの。という考えでしたが、「民族」ということを全く意識せず、1つの国の「国民」

 として生活できることがどれだけ幸せで大切なことなのかを知ることができた。

 

● 義足の工房が政府による強制撤去の対象なってしまっても、義足づくりを続ける決断をされたことに驚き

 ました。必要とする人がいれば、困難な状況にあっても信念を持ち続けて 活動をし続けていることが素晴

 らしいと思いました。作るだけではなく、義足づくりを多くの人が学べるようにしたり、知識や技術が身に

 ついた人々が職につけるような取り組みをしたり、「人のため」に行動、活動をされていることに感銘を受けました。

 

 

2025/6/5 国際科2年生対象 豪州講義

今年8月、国際科の2年生は、国際科のカリキュラムの中でも大きな柱となっている「オーストラリア海外研修」を予定しています。

研修前の事前学習として、オーストラリア研究の第一人者である関根政美先生(慶應義塾大学名誉教授)を講師にお招きし、2年生に

とっては2回目となる「豪州講義」を実施しました。オーストラリアの歴史、日豪間の歴史的関係、オーストラリアの豊かな資源と

諸外国(英国、中国、日本、その他の諸外国)との貿易関係、オーストラリア大陸の地理的な特徴、オーストラリアの人口割合の

変遷(移民、難民の受け入れ)、現在の多文化社会の状況、白豪主義から多文化主義への移行とその目的など、多様な面から内容の

濃い講義をしていただきました。まさに、本格的な大学の講義を受けているような貴重な時間となりました。

 

 

 

2025/4/14 Welcome Program 2025

去る4月14日(月) 第24回 橘高校国際科英語弁論大会並びに国際科ウェルカムプログラムが開催されました。

第1部の弁論大会においては、昨年度の国際科1、2年生全員が4か月以上をかけて準備し、授業内グループ選考、クラス選考を経て、それぞれ4人、計8名が本選に出場しました。

幸せとは何か、認知症とどう向き合うか、批判的思考力と表現、教育の大切さ、歩くことの恩恵、自動翻訳に頼らない意義(奨励賞)、失敗を恐れない(優秀賞)、エッグセオリー(最優秀賞)、など

それぞれが自分の思いを熱く英語で語りかけました。優秀賞、最優秀賞を獲得した新3年生の2人は県の英語弁論大会への出場権を獲得しました。今後の更なる健闘を期待しています。

第2部の国際科ウェルカムプログラムにおいては、昨年度学校外で活動したことについて発表し、称えあいました。スタンフォード e-Kawasakiプログラム、文科省日韓高校生交流、米メリーランド派遣

プログラム、川崎・富川高校生フォーラム「ハナ」、その他多くの活動の紹介があり、国際科の生徒の学びの広さと深さを改めて実感することができました。