新しい定時制

かつて定時制高校と言えば夜間に学ぶ学校でしたが、近年はより多くの教育の機会を提供するために、 フレキシブルスクールなど、新しい形態の定時制高校が設立されるようになってきています。
川崎市立川崎高等学校では2014年4月に、川崎市で初となる定時制昼間部が開設されました。
基本的には午後2時半から夕方6時頃の間に4時限の授業があります。

※2021年度より、昼間部のみの募集に変わりました。

授業の様子

昼間部は、昼過ぎから夕方頃までの授業時間のため、基本的には全日制高校とあまり変わらない時間帯での帰宅が可能です。

 

昼間部の授業の様子(左;現代社会 右:選択書道)

基礎基本の充実

少人数学習や習熟度別学習、また学校設定科目を設定するなど、生徒一人ひとりに応じた学習を展開し、基礎・基本を確実に身につけられるように努めています。

少人数授業の展開

教員やクラスメイトとのより深いコミュニケーション、きめ細かい指導のため、1・2学年では少人数クラス編成を行っています。

学年制定時制

市立川崎高校定時制では単位制ではなく学年制を採用しています。毎日のHR活動を重視し、教育目標である「こころ豊かな人になろう」の実現のために、教科学習はもとより学校行事や生徒会活動の充実も図っています。

3年選択科目

「国語応用」「日本史入門」「数学B」「理科課題研究」「実務情報」「グローバル英語」(2024年度現在)の中から1科目を選択することができます。

キャリア教育の充実

「総合的な探究の時間」や「LHR」等を活用して、講演・実習・体験など様々なプログラムに外部のNPO法人等とも連携して取り組みます。一人ひとりの進路実現に向けて、きめ細かく支援します。

1学年

キャリア教育:地域・自分を知る

進路:自分の足元を整える

2学年

キャリア教育:社会を知る

進路:道を知る

3学年

キャリア教育:進路を知る

進路:道を選ぶ

4学年

キャリア教育:社会へ踏み出す

進路:道を進む

3年間での卒業

本校では、高校卒業程度認定試験や技能審査の成果を本校の規定にしたがって単位認定しています。これらで認定された単位数と本校の教育課程において認定された修得単位数の合計が74単位以上で、次の要件を満たした場合は卒業が可能です。

要件

①高等学校の在学期間が通算3年以上

②本校3年次に体育4単位を修得