分教室案内

稲田分教室案内

稲田分教室とは

たんぽぽ学級の設置から現在まで

　稲田小学校たんぽぽ学級は、昭和４９年４月に開設されました。開設された当時は全国的に中・重度の障害児は就学が猶予され、実態としては在宅という状況が多く見られました。川崎市内でも同様の実情だったことから、就学猶予の児童をなくし、教育の機会均等を図るために、川崎市は中・重度の障害児のための学級として、稲田小学校にたんぽぽ学級を設置しました。これは、全国的にも非常に珍しく、また養護学校も義務化される以前であったため、画期的かつ先進的な試みとして注目されました。
　その後、たんぽぽ学級は東桜本小学校、麻生小学校と増えていきましたが、神奈川県立麻生養護学校の開設に伴い麻生小学校たんぽぽ学級は特別支援学級へと移行しました。稲田小学校にたんぽぽ学級が開設して４４年が経過しましたが、この間に市内の全小学校に障害児学級（特別支援学級）が設置され、インクルーシブな学校運営が推進されるようになってきました。それに伴い、たんぽぽ学級の役割も少しずつ変化し、平成２６年4月より大戸小学校たんぽぽ学級とともに川崎市立中央支援学校小学部へと移行することとなりました。小学校との交流は、これまでと同じように、入学式・運動会・遠足・卒業式などの行事を共催することや日常の活動で場を共有する体験などを通じて、これまでのたんぽぽ学級の良さを継承していくことを確認しています。
　特別支援学校小学部への移行に伴い、知的障害教育部門と肢体不自由教育部門を設置しました。一人一人の児童の教育的ニーズに応えられるよう、今後も教職員一丸となって教育活動に取り組んでいきたいと思っています。

小学部　教育目標

肢体不自由教育部門

生活リズムを整え、健やかな心と体をはぐくむ
- 自分自身の体に気づき、自分でできる力をはぐくむ
自分の意志や気持ちを伝えようとする力をはぐくむ
身近な人との関わりを通して、興味関心を広げいきいきと活動する力をはぐくむ

知的障害教育部門

生活リズムを整え、健やかな心と体をはぐくむ
- 情緒の安定をはかり、自分でできる力をはぐくむ
自分の意志や気持ちを伝えようとする力をはぐくむ
身近な人との関わりを通して、興味関心を広げいきいきと活動する力をはぐくむ

川崎市立中央支援学校小学部稲田分教室