院内学級 -聖マリアンナ医科大学病院内- HOSPITAL CLASSROOM

院内学級概要

院内学級とは

病気やけが等で長期にわたる入院治療が余儀なくされる子ども達の学校教育の保障のために、平成8年度、川崎市立稗原小学校及び菅生中学校の教室として、聖マリアンナ医科大学病院との協力の下、同病院内に設置されました。

     

長期入院治療が必要な子どもたちのうち、主治医の学習許可があり、学級の在籍者(転校の手続き)となった小・中学生が入級します。授業は、治療、処置、リハビリ等一人ひとりの病状に応じて行いながら、健康回復の後にスムーズに前籍校(入院前に通っていた学校)に登校できるように、通常の小・中学校に準じて進めています。

 院内学級では

病棟との綿密な連携をはかりながら、健康上の配慮はもとより、一人ひとりの学習の進度に応じてきめ細かな授業ができるように努めていますので、もとの学校と同時に勉強を続けているという安心感を持って生活することができます。

また、入院中でも楽しく過ごせるように、病棟との協力で楽しい行事や学級独自の催しにも取り組んでいます。

              

教科学習は、入院治療を優先とするため、いろいろな制約もありますが、国語、社会、算数、理科、生活科を中心とし、他教科はもちろんのこと、健康回復や心理的適応をめざす上で、情操教育や他領域の学習にも努めています。また、病状、治療等で登校できない場合は、教師が病室まで出向き、ベッドサイドでの学習を進めています。

 一日の生活

病室は子ども達にとって生活の場でもあります。学校と病棟の関係を大切にしながら、学齢に 応じた生活態度や生活のリズムを身につけていくように取り組んでいきます。

朝、病棟と連絡・打ち合わせをした後、担任とともに教室へ向かいます。昼は、病院食や処置等のため、病棟から迎えにきてもらい、病室へ帰ります。昼休み後、病棟から教室に送ってもらい、授業後、担任とともに下校します。

 入級中は

入級手続き後、院内学級の在籍となりますが、前籍校との関係を大切にしながら取り組んでいきます。今まで通り、学級の中に本人を位置づけた配慮をお願いし、学習状況や活動等について連絡を密に取り合いながら取り組んでいきます。

 学級教育目標
教育主題

病気やけがに立ち向かう、心豊かで力強い子どもの育成

教育目標

1.生活
正しい療養のしかたを身につけ、健康な生活の基礎を養う
2.学習
個々の病状に応じた学習方法を考え、自ら学習しようとする意欲や態度を養う
3.情緒
お互いを尊重し合い、自主自立の気持ちを育てる
4.行動
感謝の気持ちをもち、協力して明るい学級づくりをしようとする気持ちを育てる

児童目標
  1. 病気やけがを治そうとがんばる子ども
  2. 自分の学習方法を見つけ、がんばる子ども
  3. 思いやりをもって協力し合いながら、明るい学級づくりに取り組む子ども

所在地

川崎市宮前区菅生2-16-1 聖マリアンナ医科大学病院 入院棟(新館)
病院代表電話・FAX 044-977-8111
内線 2506番(5階 小学校教室)

内線 2507番(5階 職員室)
職員室直通電話・FAX 044-979-1871

アクセス

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院内学級がある聖マリアンナ医科大学病院