仲間とともに深める学び 成長の6月(2025/5/31)

  1年生が植えたアサガオが芽を出し、どんどん成長しています。登校してきた1年生が一目散に自分のアサガオの様子を見に駆け寄り、懸命に水やりをしています。2年生はそれぞれ自分で決めた野菜の苗を植え、その成長を観察し、野菜ができるのを心待ちにしています。子どもたちとともに土作りから行ったサポート級の教材園には数種類の野菜が植えられています。各学年の教材園にも学習でつかう植物が植えられたり、花壇に飼育園芸委員会の児童が植えたきれいな花々が咲いていたりと、木々の緑とともに学校が華やかに彩られています。暑さも感じるようになり、梅雨入りが気になる6月を迎えます。
  5月21日から23日まで5年生が自然教室に行ってきました。八ヶ岳の川崎市少年自然の家での2泊3日。天気にも恵まれ、おいしい空気、心地よい風、鳥のさえずり、雄大な山々の景色、満天の星空、時には虫の出現に悲鳴をあげながら、八ヶ岳の自然を満喫することができました。この自然教室の醍醐味は、皆で協力しながら様々なプログラムを行っていくということです。1日目のカレー作りでは、火起こし、野菜、米の準備などを活動班の中で分担し、教え合い助け合いながら調理をしました。どのグループもとてもおいしいカレーライスができました。2日目の入笠山登山では互いに「がんばろう」「大丈夫?」「もう少しだ」などと声を掛け合い、励まし合いながら皆で山頂をめざしました。急な斜面を滑りそうになりながら登っているときには「なんで登山なんてしなくちゃいけないんだ」「疲れた。もうやだ」などと口にしていた子どもたちも、山頂でのおいしいお弁当、下山後のソフトクリームを口にしているときには満面の笑顔。終わってみれば「楽しかった」の声。5年生がスローガンに掲げた「みんなで協力して、楽しく最高の思い出に残る自然教室にしよう」にあるように、「楽しい」とはただ楽しいだけではない、辛いことや苦しいことも仲間と協力して乗り越えた先にある楽しさを感じた3日間になったのではないでしょうか。
  5月は6年生の都内見学、3年生の川崎市内めぐり、2年生のまちたんけん、1年生の学校探検、6月は4年生の浄水場見学など、それぞれに様々な体験を通して学びを深めています。昼の時間も長くなり、気温の上昇と梅雨の雨によって植物が生き生きと成長していく6月。子どもたちも大きく成長する6月となることでしょう。6月21日の授業参観で、子どもたちの学習の様子やこれまでの学習の成果をぜひ見ていただきたいと思います。

 

若葉の季節 新緑も子どもたちの笑顔も眩しいです(2025/4/30)

 入学式、始業式のころには美しく咲いていた桜も散り、木々の若葉が萌える新緑輝く季節となりました。

 はじめの頃はランドセルが肩から落ちそうになりながら歩いていた1年生もランドセル姿が様になってきました。25日(金)には一年生を迎える会が行われました。体育館に初めて1年生から6年生までが一同に会し、2年生から6年生の各学年から歌や合奏、クイズなどの素敵なプレゼントが贈られました。1年生も元気いっぱいの歌を披露し、あさおっ子の仲間入りです。6年生は朝や給食の時間などに1年生の教室に行き、学校生活をサポートしています。頼もしい6年生をリーダーとしたあさおっ子のチームワークが築かれ、これから各学年の子どもたちが様々な場面で活躍する姿が見られると思うと、とても楽しみです。

 朝、門に立って登校してくる子どもたちに「おはようございます」と挨拶をしています。大きな声で挨拶を返してくれる子、自分から先に挨拶をしてくれる子、恥ずかしそうに小さな声で返してくれたり、お辞儀や会釈であいさつしてくれたり、とあいさつの仕方も子どもそれぞれに個性があります。挨拶という言葉の語源は禅の言葉で「一挨一拶」だと言われています。「挨」は「心を開く」、「拶」は「心に近づく」という意味があります。「自分の心を開くことで、相手も心を開き、相手の心に近づいていく」ということです。心の開き方は人それぞれですが、挨拶を交わすことで相手の心に近づけたと思う瞬間がとてもうれしいです。