開校2年目。「新しい自分をつくる 未来をつくる」子どもたちと共に

 令和7年4月、川崎市115番目の小学校として開校した新小倉小学校は、いよいよ2年目の春を迎えました。昨年度は、子どもたち、保護者の皆様、地域の皆様と共に学校の土台を築き上げた一年でした。多大なるご支援を賜りましたことに、改めて深く感謝申し上げます。

本校の教育目標は、「新しい自分をつくる 未来をつくる」です。

「学ぶことは変わること」。昨年度、日々の授業や行事を通して、子どもたちが自分から問いを見つけ、友達と協力しながら、昨日までの自分を更新していく姿をたくさん目にすることができました。

子どもたちは、未来に向けて成長しようとする「潜在的な力」を豊かに持っています。2年目となる今年度は、この歩みをさらに確実なものにするため、子どもたちが自ら考え、判断し、行動する「自己選択・自己決定」の場面を、日々の学びの中にこれまで以上に大切に位置づけてまいります 。

私たちが生きている今の社会は、驚くほどの速さで変化しています。子どもたちが大人になる2030年代、2040年代がどのような時代になっても、正解のない問いに向き合い、自らの可能性を発揮し、よりよい人生を切り拓いていく「未来の創り手」となってほしい。学校教育目標には、そのような願いを込めています。

そのために本校では、デジタル学習基盤を「何にでも使う」のではなく、学習の目的に応じて「どのように使うのが効果的か」を子どもたち自身が考え、道具として使いこなす力を育てていきます 。また、一人ひとりの特性や理解の仕方に合わせた支援のあり方を、教職員も日々問い直し、どの子にとっても「わかる、できる」と実感できるような、安心感のある教室づくりを粘り強く目指してまいります 。こうした、子どもと大人が共に行う試行錯誤の経験こそが、未来をつくる確かな力になると信じているからです。

また、本校の周りには、魅力あふれる学びのフィールドが広がっています。「創造のもり」や近隣の企業といった最先端の知、豊かな自然に恵まれた「夢見ヶ崎動物公園」、そして古くから温かく育まれてきた「小倉のまち」。こうした地域の皆様とも手を取り合い、多様な価値観に触れながら、共にこれからの社会をつくっていく力を育んでいきたいと考えています。

子どもたちの成長を見守る大人として、学校は、保護者、地域の皆様と同じ方向を向き、ときには一緒に悩んだり、一緒に解決に向けて取り組んだりする関係でありたいと願っています。

新小倉小学校の新しい歴史を、今年度も皆様と一緒につくっていけることを、教職員一同、心より楽しみにしております。どうぞよろしくお願いいたします。

 

川崎市立新小倉小学校 校長 田中 康子