学校長あいさつ
令和7年4月。川崎市立新小倉小学校が川崎市115校目の小学校として開校いたしました。
川崎市は昨年、市制100周年という大きな節目を迎えました。
5万人ほどから始まった人口も今や155万人を擁する発展都市になっています。
新小倉小学校は、産学官連携による新産業の創出を目指す最先端技術の集積拠点である新川崎地区のF地区にあります。
川崎市で令和になって初めて開校する小学校が川崎市の新たな開発地域にできたということになります。
環境に配慮して学習環境を整えた新校舎も完成しました。
このような中で開校する新小倉小学校は、新しい時代に求められる資質・能力の育成を目指していきます。
そして、川崎の新しい教育の姿を創造する学校でありたいと考えています。
今、私たちは情報化やグローバル化といった急速に変化する社会の中にいます。子どもたちが社会に出ていく、
2030年代、2040年代はどのような時代になっていくのでしょうか。
ますます、加速度を増して変化する社会になるだろうということは想像に難くありません。
複雑で予測困難な時代を生きていく子どもたちに、どのような力が必要になっていくのか。
学校はそのことを考えながら教育活動を進めていかなければなりません。
新小倉小学校では、学校教育目標を「新しい自分をつくる 未来をつくる」としました。
学ぶことは変わること。新小倉小学校の一人一人の児童が、社会の変化に主体的に向き合い関わる態度を身に着けていくこと。
自らの可能性を発揮し、多様な他者と協働しながらよりよい人生を切り拓き、未来の創り手となる力を育んでいく。
学校教育目標にはそのような思いを込めています。
子どもは未来にむけて成長しようとする潜在的な力をもっています。
子どもたち一人一人を価値ある存在として尊重し、子どものもっている潜在的な力を信じ、子どもたちに選択を委ね、
自己決定を支えていきたいと考えています。
保護者、地域の皆様と協働し、子どもたちの成長を支援していきたいと思います。どうぞよろしくお願いいたします。
川崎市立新小倉小学校 校長 田中 康子