校長挨拶

令和6年度が始まりました。今年度も「誰もが明日も登校したくなる学校の創造。の精神を引き継いでまいります。そのために、子供たちに次の言葉を示しました。それは「あいすのみ」です。

「あ」は「ありがとう」を含めた「挨拶」です。挨拶はコミュニケーションの始まりとなる、心の扉を開く魔法の言葉です。特に、「ありがとう」は素敵な言葉で、自分のちょっとした心遣いや何気ない行動に対して感謝されるととても嬉しくなります。この嬉しさの連鎖が良い人間関係を構築し、良い学級、良い学年、良い学校をつくります

「い」は、発達段階で表現を変えます。低学年では「一緒に遊ぼう!」、中学年では「いじわるはしない、高学年では「いじめはしない・させない・許さない」です。「一緒に」と言うことで、「誰一人として取り残さない」というSDGsの理念を意識した道徳教育につなげていきます。そのような道徳観を基に、仲間外れなどいじめにつながることはしない気持ちを醸成します。

「す」は「すごいね!」「素晴らしい!」と相手を褒めることです。褒められると誰でも嬉しくなります。自分では気が付かなかった自分の良さを、褒められることで気付こともあります。自己肯定感が高まり、自分に自信をつことになります。また、褒めるためには、相手のことをよく見ていないと褒めるところを見つけられません。些細なことでも構わないのです。「えっ、こんなことで褒められるの」と相手が思うのも良い人間関係をつくる一歩となります。

「み」は、「みんなで」の「み」です。

何か困ったり悩んだりすることがあったら、一人で抱え込まない、「みんな」に相談する「みんな」の知恵を借りる、友達やおうちの人や先生があなたについているよ、ということです

変化が激しいと言われているこれからの社会の中で、子供たち一人一人が輝ける力を身に付けることができるよう、充実した学校教育を目指してまいります。皆様のご理解とご協力をぜひよろしくお願いいたします。