会長あいさつ
学校事務研究会 会長挨拶
子どもたちを取り巻く環境や社会状況が大きく変革していく一方で、「教員不足」は深刻な問題であり、必要な教員数の確保や教員の長時間勤務の是正、業務改善の推進等の「学校における働き方改革」の取組が課題となっています。
そのような状況の中で学校はこれまで以上に、地域や社会と連携・協働してともに子どもを育むことが必要となります。そのために学校に所属するすべての教職員が、個々の力量を高め、専門性を発揮し、それぞれの取組が有機的に結びつきながら、学校運営を推進していかなくてはなりません。中教審答申「令和の日本型学校教育の構築を目指して~すべての子どもたちの可能性を引き出す、個別最適な学びと、協働的な学びの実現~(答申)」では、多様な人材が指導に携わることのできる学校の実現や教師同士の役割の適切な分担とともに、事務職員については、「事務職員の校務運営への参画機会の拡大」を図ることが明示されています。学校組織をしっかりとマネジメントしていくことは、今以上に困難になっていくことが予想される中で、専門職である学校事務職員の役割は今まで以上に重要性が高まっています。一人一人の職員が専門性を十分に発揮し、主体的に学校運営に参画しながら、学校事務研究会の活動してきた成果を生かしつつ、今後も一層充実した活動を推進し積極的に活躍されることを願っています。
令和6年6月
川崎市公立学校事務研究会 会長 江良 真一
登録日: 2021年8月3日 /
更新日: 2024年6月13日