研究会紹介
研究会紹介INTRODUCTION
「夢や希望をもち、主体的に生きる子どもを育む特別活動
~自己実現・人間関係形成・社会参画をしていく力の育成をめざして~」
会長挨拶
会 長 齊野保史(久末小学校校長) 「特別活動」の歴史を紐解くと、明治時代前後から、各学校では修学旅行や運動会などの学校行事が独自に企画され、その教育的な意義が当時から認められていたそうです。また、運動部などの部活動の設置とともに学校内の自治会的な活動も盛んになっていった頃でもありました。
昭和20年に学習指導要領が試案という形で発表され、当時は「自由研究」という教科が、通常の教科で学習したことを有機的に発展させて学ぶ時間として想定されたそうです。この「自由研究」が現代の「特別活動」の原型になったといわれています。しかし、「自由研究」については理解が進まず、直後の学習指導要領の改正時に廃止され、小学校では「教科以外の活動」に、高等学校では「特別教育活動」に再編されました。昭和33年告示の学習指導要領ではじめて「文部省告示」とされて準法令的な性質として小学校・中学校・高等学校を通じて「特別教育活動」に名称を統一されました。(ただし学校行事は含まれず)その後、昭和43年から45年に告示された学習指導要領では、それまで包括されなかった学校行事を統合し、名称を「特別活動」に変更されました。望ましい集団活動を通して、「1,心身の調和のとれた発達と個性の伸長を図ること、2,集団の一員としての自覚を深めること、3,協力してより良い生活を築こうとする自主的、実践的な態度を育てること、4,人間としての在り方生き方についての自覚を深めること、5,自己の生かす能力を養うこと」が目標とされていました。
100年以上に渡り時代の変遷を経て、今日の「特別活動」の形が確立されてきました。「なすことによって学ぶ」という特別活動の理念は「不易と流行」のごとく、今も生きた言葉として時代を超えて受け継がれています。
予測が難しいこれからの時代には、今まで以上にコミュニケーション力を育てることが肝要となります。子どもたちがたくましく生きるために特別活動の担う役割は大きいと考えます。各学校での特別活動の推進を図っていけるよう、特別活動研究会としても意欲的に研究を進めてまいります。
常任委員会
川崎市立小学校特別活動研究会運営を担当する常任委員会です!
令和6年度 主な年間行事
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