学校長あいさつ

『 目標に向かって』

 

 体育館脇のソメイヨシノが満開のなか、新年度がスタートしました。虹ヶ丘小学校児童は1年生16名 2年生17名 3年生27名 4年生31名 5年生14名 6年生20名で125名、教職員は32名です。小さな学校のよさを生かして、よりよい学校をつくっていきたいと思います。

 学校は子どもたちがやってくると一気ににぎやかになります。8時に昇降口の扉を開けたら、相変わらず元気な子どもたちの姿がありました。春休みも元気に過ごしたのだと嬉しくなりました。話しかけてくる短い言葉の中に、新しい学年になるんだ!という意気込みも感じられました。「新しい上履きだよ。」「今日は早めに来ました。」「新しい靴箱に入れなくちゃ。」という子や、例年のように、旧靴箱前まで来て「あっ」と気付く可愛らしい子もいて、この日の昇降口での挨拶タイムは楽しいです。「新年度だから、私は靴と靴下を新しくしたよ。」と話をしたら、「ぼくはズボンが新しいよ。」と教えてくれる子もいました。高階杞一さんの「春のスィッチ」という詩を思い出しました。(国語の教科書(東京書籍)の巻頭に載っています。)虹ヶ丘小の子どもたちは、季節や一つの節目を感じて、新たな一歩を踏み出そうとしているところがよいと思いました。

 令和7年度のスローガンは、「3ピース 自分も友達も、学校も地域も幸せにしよう」です。そのために、学校を「いいね!」と「ありがとう」という言葉でいっぱいにしたいと思っています。今年度の学校運営計画「にじいろプラン」では、全職員でさまざまな機会をとらえて子どもたちのよい姿を認めていくこと、子どもたち同士で認め合うことに、重点を置きました。「褒める」のではなく「認める」ことが、子どものやる気や自己肯定感を高めるのに最適だと本で読んだことがあります。さっそく、始業式や入学式で子どもたちには、「友達のよいところを見つけたら『いいね!』を言いましょう。自分のこと、なかなかいいじゃないと思ったら、『いいね!』と自分に言いましょう」と話をしました。認められた子どもたちが、ますますみんなに認められようと努力をしたら嬉しいなと考えています。

 もう一つの「ありがとう」は、感謝の心を育てたいという願いからです。子どもだけでなく、大人もですが、誰かの役に立っている、貢献できていると思えた時に、自分が必要な人間だと実感できます。今虹ヶ丘小で目指しているのは、わからないことをみんなで解決していく学びです。世の中が予測不能な状況下、「わからない」に価値を見出し、それと向き合う学習経験が重要ではないかと考えています。自分で考えてわからないことがあれば、みんなで解決する。誰かが誰かに教える。みんなで話をしているうちに解決策が見つかるかもしれない。考えて、話し合って、自分なりの答えが導き出せたらよいです。このような学習や生活の中で、「ありがとう」という言葉が飛び交うのではないでしょうか。自分が誰かの役に立っていることを感じられたら、こんなに嬉しいことはありません。学校は共に学ぶ場であることを実感してほしいと思っています。保護者の皆様とも、話し合って、手を取り合って、お子様の成長のために力を尽くしたいと考えております。

 令和7年度もどうぞよろしくお願いいたします。

 

 

校長 井上 恵子

 

学校概要

学校名

川崎市立 虹ヶ丘小学校

所在地

〒215-0015
神奈川県 川崎市 麻生区 虹ヶ丘 1-21-2

電話番号

044-987-1579

FAX番号

044-987-7947

創 立

昭和51年 4月 1日 (開校記念日10月1日)

校 長

いのうえ けいこ
 井上 恵子

児童数

125名 (令和7年4月現在)