南原遺跡について

この学校には自慢できるものがあります。それが南原遺跡というものです。

この学校が建設される時に、およそ5500年前の縄文時代の土器や遺跡がこの場所で見つかりました。

遺跡を調査していくと、この場所は竪穴住居がたくさん建っていたことがわかりました。しかしそれほど多くの人が住んでいたわけではなかったようです。

さらに、専門の人が研究を進めていくと、この場所は2つの使い方をしていたことがわかりました。

あるときには、集会広場のような使い方をしていました。

縄文人は普段、竪穴住居の中で食事をしています。

しかし、お祭りの日は神様にお祈りを捧げたあとなどには、この場所で獲物をみんなで分けあっていたのかもしれません。

あるときは獲物の狩り場のような場所だったこともわかりました。

学校が建っている山の平坦な場所に穴を掘って獲物を追い込んで、捕まえるような場所だったこともわかりました。

こうした遺跡の上に、南原小学校が建設されました。このようなことは、他の学校にはない特別なことです。