空に浮かぶ雲は既に秋の装い、新秋快適の候が待ち遠しい 9 月です。

昨年にもまして暑かった夏休みを終えて、子どもたちが学校に戻ってきました。

長期休みを経て子どもたちの顔つきも少し大人びて見えます。

学校でも、用務員さんたちがぴかぴかに磨き上げ、廊下にワックスを掛けて、子どもたちが快適に過ごせるように準備を整えてくださっていました。

子どもたちの安全を考え、鉄棒周りと砂場の囲いの修繕を行い、雲梯も新しいものと交換されました。


またどの教職員も、この夏季休業中に様々な研修に出向いたり、講師を招聘したりして、知見を広げ「子どもたちとこんなことができたら」との想いを膨らませて、再会することを楽しみにしていました。


天気予報では「まだまだ残暑は厳しい」と報道されていますが、リフレッシュし、パワーチャージをした ALL南原で、「実りの秋」に向けて力を合わせていければと考えています。

夏休み中、車を運転しているとラジオから、こんな話が聞こえてきました。

新しい言葉や文化は、若者から生まれる印象がありますが、「エモい」という言葉を実感して使うのは、もう少し上の世代。そこには経験の差があると言います。

言葉にし難い複雑な感情を抱いている状態―例えば「悲しいけど、気持ちいい」とか「切ないけど愛おしい」とか―感情の掛け合わせから生まれる感情には経験のストックが必要になるんですね。

「エモい」は、青春真っただ中な人が経験することはなくて、少し振り返って時間が経った時に抱く感情…(略)…やがて大人になった時は、苦さとか、もっと「エモい」では済まされない領域になってきますから、しっかりその行程とかを自分でしっかり心に刻んでおくと良いですよ。

感情って、その都度言語化した方が、そして細かく言語化した方が記憶に残るし、蘇るし…語彙が少ないと、ちょっとしか思い出せなくて、もったいないんですよね。       松任谷由実:FM東京「Yuming Chord」2025 年 8 月 22 日

9月。学校では、創立 40 周年記念運動会、そして創立 40 周年記念式典に向かう秋となります。

一つ一つの出来事に関して湧き上がる感情―心地よい気持ちも、不快な気持ちも―とるに足らないような些細な出来事も言葉に表し、誰かと分かち合うことができるように進めていきたいと思います。

人生の礎となる小学生時代。

学校教育目標に掲げている「人間性豊かな南原の子」の育成に全力を尽くしていきます。

今月もどうぞよろしくお願いいたします。