校長あいさつ(3月)
春・夏・秋・冬…そして春。季節は一回り。3月です。
3月になりました。陽ざしも春めいて来ました。
本校には正門・通用門のどちらにも大きな桜の木がありますが、その枝々についている花芽も、日に日に大きくなっていることが見てとれます。
春・夏・秋・冬…そしてまた春。まもなく季節が一回りします。
早いもので今年度の授業日数は、1~5年生については残り 16 日。6年生については(3月 19 日の卒業式当日を含め)残り 13 日となりました。
さて、先月2月 13 日に学校運営協議会(コミュニティスクール)を行い、今年度の学校教育活動の振り返りと、次年度に向けてに関する協議をいたしました。
学校からは、本校のサイズ感を「強み」として活かしながら「みなみはらならでは」の教育活動となるように、今年度様々な取組を進めてきたことをご報告させていただいたり、子どもたちの学習に向かう様子をご覧いただいたりしました。
委員の皆様からは、「授業スタイルというより、もはや学習スタイルと呼ぶのがふさわしいように、この 1 年間で子どもたちの学習時間の様子が大きく変容していること」を評価していただくとともに、「これからの時代は、『コンピュータ端末などを使用して調べておしまい』『答えが分かればいい』というのではなく、『その先に何があるかを考える』ということがますます大切になってくるということ」などを確認することができました。
また、古くからこの地域で南原小学校のことを見守ってくださっている委員の皆様からは「南原の子どもたちは『その他大勢』になれないので、小さく縮こまることがなく育つということが校風である」「小学校での経験が活きて、中学校に進学してからもリーダーシップをとれる子が多い」というお話もありました。
伝統を受け継ぎ、さらに発展させていかなければと強く思いました。
ところで今年度の3年生は地域の小川農園のご協力を得ながら、「KAGOME りりこわくわくプログラム」に参加し、総合的な学習の時間で、食育を中心とした探究活動を進めてきました。
保護者の皆様には、子どもたちが地元洋菓子店に協力いただきながら商品開発をして、PTA フェスティバルで販売させていただいたトマトシフォンケーキやトマトクッキーのことがご記憶にあるかもしれません。
こうした一連の取組を「食育レポート」として応募した結果、2025 年度の「りりこ賞」を受賞しました。
今年度は全国1037校(園)がこのプログラムに参加し、その内の4校を「りりこ賞」に選出したとのことです。
副賞をいただいたので、近隣のどらやき屋さんに依頼して「ひまりんどら焼き」を作成し、今年度は特別に、子どもたちの卒業と進級のお祝いとしてプレゼントすることにしました。
「ひまりん」は今年度誕生した学校マスコットキャラクター。令和6年度の1~6年生の子どもたちが承認して生まれました。つまり誕生を支えた「生みの親」は今の在校生というわけです。学校の伝統とともに、末永く愛されて欲しいという願いをこめて焼印を作成し、周年行事など何かの折に活用してもらえるようにと考えました。
「終わりよければ全てよし」
今月もどうぞよろしくお願いいたします。