夕暮れの空が少しずつ早くなり、茜色から群青へと変わるグラデーションが美しい 11 月です

11 月になります。

当初予定していた創立 40 周年記念運動会開催日が、あいにく悪天候となり、10 月 28日(火)の平日開催となってしまいましたが、大勢の保護者や地域の皆様が、ご多用にもかかわらずご来校くださり、子どもたちに大きな声援を送っていただきましたことに心より感謝申しあげます。

  

創立 40 周年記念運動会を経て、一回り成長した子どもたちは、これから 11 月 29 日(土)に控えている創立 40 周年記念式典準備へと歩みを進めていきます

さて、今年度の創立 40 周年記念運動会は、昨年度までの春開催から秋開催へと変更しました。

昨年度同様の準備時間を計画し、進めてきましたが、子どもたちのこの半年間の成長は目覚ましく、実に充実した内容となったと感じています。 

もしも5月の春開催だったなら入学したての 1 年生は、今回のようなオープニングセレモニーやクロージングセレモニーの流れを把握するだけでも、気持ちに余裕がなくなってしまったことでしょう。

 

ましてや、今年度のように全校児童でのインクルーシブダンスに取り組むことは実現不可能でした。

  

準備したものを披露するためだけではなく、子どもたち一人一人が活躍の場を得ることで、新たな良さや可能性を広げ「育つための学校行事」とするためにも、この行事の後ろ倒しによる半年の月日が有効に作用したのではないかと振り返っています。

今回の運動会では、数えきれない程たくさんの心に留めておきたい子どもたちの光る姿がありました。

例えば低学年の子どもたちが、演技を終えて、自分たちの応援席に戻ってくる時に、高学年の応援団のリードで、それぞれのチームの仲間に次のようなコールと拍手が送られていたことも輝いていた瞬間の1つでした。

よーく やった!(チャチャチャ)よーく やった!(チャチャチャ)

勝って高得点を入れたチームは「よくやった」と認められるのはもちろんです。しかし負けたチームの子どもたちも、この楽しい調子の温かいコールを掛けられながら迎え入れられる様子に、心が和みました。

何事もうまく行くことばかりではないのは当然。

そんな時、誰かが「あなたの努力をちゃんと見ていたよ」「ドンマイ。そのファイトを次につなげていこうよ」という温かいまなざしでお互いを支え合えたら、どんなに素敵なことでしょう。

このコールやこうした姿が、このまま日常生活の中に根付いていくことを願ってやみません。

 

深まる秋。

引き続き、笑顔いっぱいの南原の子どもたちと教職員の「ALL 南原」で一人一人の持ち味を生かしながら、協働して、楽しい学校生活を創っていきたいと思います。

保護者や地域の皆様、今月もよろしくお願いいたします。