兎文庫の由来

 戦後の物資が大変不足していた昭和二十年代、本校の教育設備もお粗末なもので図書室の蔵書も同じ事情であった。そこで各家庭で子兎を飼い親兎に育て、その売却代金で書籍を購入しようという提案がなされ事業化された。
 当時の学校周辺には緑がいっぱいあり家畜を育てる餌は豊富にあった。そして兎の世話は生徒自らが行なった。この様にして購入された書籍を「兎文庫」と命名し、大切に扱われてきた。犠牲になった兎さんへの感謝と、供養の気持ちをこめこの碑が建立された。

 ≪石碑の原文のまま掲載≫

  川崎市立向丘中学校同窓会葵会
 平成十九年十月吉日